楽天モバイル、2022年12月末時点の契約回線数はMNO449万、MVNO58万、合わせて506万回線!

楽天は2023年2月14日、「2022年度通期及び第4四半期決算説明会」を開催しました。その中で楽天モバイルについてもいくつか触れているので、気になる箇所を紹介します。

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2022年度は売上収益3,687億円、営業損失4,928億円

2022年度の売上収益は3,687億円(前年比62.0%増)、営業損失は4,928億円でした。第4四半期の売上収益は1,144億円(前年比75.2%増)で営業損失は1,126億円でした。営業損失については2022年度第1四半期をピークに減少傾向にあります。

エリア展開のほぼ完了に伴いコスト減少

当初7年かけて行う予定だった基地局の開設を3年で行ったことで、4Gエリアの展開はほぼ完了(目標基地局数まで残り15%)したとのことです。

基地局開設に伴いKDDIのローミングエリアも減少し、現在はデータ通信量の4.2%ほどとのこと。

基地局開設費用やローミング費用の減少、MVNO費用が減少し、突き当り約150億円のコスト削減になるようです。

ARPUは1,805円まで上昇

楽天モバイルは、キャンペーンの終了などで、すでに100%が課金ユーザーとなっています。課金ユーザーで見ると前年同期比の+294%とかなりの伸びになります。

MNOとMVNOの合計契約数は、2022年9月末時点で506万回線。うちMNOが約449万回線、MVNOが約58万回線です。

累計
契約数(百万)
Q2
2020
Q3
2020
Q4
2020
Q1
2021
Q2
2021
Q3
2021
Q4
2021
Q1
2022
Q2
2022
Q3
2022
Q4
2022
MNO 0.65 1.12 1.62 2.85 3.66 4.11 4.50 4.91 4.77 4.55 4.49
MVNO 2.18 2.02 1.83 1.48 1.14 0.99 0.87 0.77 0.69 0.63 0.58
合計 2.83 3.14 3.45 4.33 4.80 5.10 5.37 5.68 5.46 5.18 5.06

このほか、ユーザーあたりの月間平均データ使用量は18.4GBで、他社の約2倍になります。そういったヘビーユーザー層の拡大もあってARPU(1契約あたりの売上)も1,805円まで増えています。


その他、資料などについては楽天の「2022年度決算短信・説明会資料」のページをご覧ください。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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