EarFun Free 2S レビュー:ワイヤレス充電・IPX7防水・操作カスタマイズで使い勝手のいい完全ワイヤレスイヤホン

EarFunより、エントリークラスながら専用アプリによるカスタマイズにも対応した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free 2S」をレビュー用に提供していただきました。

ノイズキャンセリングには対応しませんが、aptXに対応し、Qiワイヤレス充電、IPX7防水と使いやすいイヤホンです。

Amazonでの通常価格は5,990円です。ただしクーポンやセールも多く、2022年11月4日時点では1,000円オフクーポンで実質4,990円です。

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EarFun Free 2S

EarFunは多くのイヤホンを販売し、当サイトでもこれまで何度も紹介してきたメーカーです。そのなかでEarFun Freeシリーズは比較的安価なエントリーモデルとなっています。

ノイズキャンセリングや着脱検知はありませんので、このあたりの有無でどのモデルを選ぶか判断するといいでしょう。

ノイズキャンセリング
アンビエントモード
ワイヤレス充電
着脱検知
低遅延モード
管理アプリ
操作方法のカスタム
防水 IPX7
Bluetoothコーデック AAC, SBC, aptX

EarFun Free 2Sの外観と付属品

内容物は本体(ケース)のほかにマニュアルとUSBケーブル、サイズと種類で7組(うち1つは装着済み)のイヤーピース、掃除用の綿棒です。

ケースは小型で比較的高さがあるタイプです。

背面にUSBポートとBluetoothのリセットボタン。底面にはスペックや各種認証マークなどが印刷されてます。

イヤホン本体は丸い豆型です。

内側に充電端子など。

EarFun Free 2SにはイヤーチップがA(黒)とB(赤)の2種類付属します。それぞれサイズ違いがあり、合計7種類あります。赤いほうが中のパイプが長くて全体の高さがあります。両方装着してみて自分似合う方を選びましょう。

バランスが良くて聞きやすい音

EarFun Free 2SはAACとSBC、そしてaptXに対応しています。

全体的にフラットでバランス良く、聞いていて疲れない音をしています。逆に言えばハッとするような解像感などはなく、高音や低音もそれほど目立たないので物足りないと思う人もいるでしょう。(イコライザーで調整は可能)

とは言え悪い音ではありませんし、この価格で言えば十分な音を楽しめます。音楽を聴き込むというよりはBGM的に聞き流すような使い方に向いてると思います。

ゲームモードで100ms程度の遅延

ワイヤレスヘッドフォンディレイテスト』アプリを使って遅延具合を調べてみました。(使用機種:Zenfone 8)

左:通常 右:ゲームモード

aptX接続した通常モードでは300ms弱の遅延でした。(あくまで目測です。公称は200ms)それがゲームモードをオンにすると100ms程度(公称60ms)まで改善されました。音楽ゲーム系には辛いですが、動画視聴くらいであれば違和感なく聞き取れます。
※ゲームモードにすると接続距離が短くなるので、機器から離れない場合に利用しましょう。

操作方法はアプリでカスタマイズ可

EarFun Free 2Sの操作はタッチセンサー式で、それぞれの割り当ては以下の通り。

L R
再生/一時停止 2回タップ
次の曲 3回タップ
前の曲 3回タップ
音量アップ 1回タップ
音量ダウン 1回タップ
電話の応答・切断 2回タップ
着信拒否 2秒長押し
音声アシスタント起動 2秒長押し
低遅延モードオンオフ 2秒長押し

ただし、これはあくまでデフォルトのもので、アプリから自分でカスタマイズできます。

シングルタップには音声アシスタントなどがない、等いくつか制限はありますが、かなり自由にカスタマイズできます。これなら他社の操作方法が違うイヤホンからの移行でも大丈夫そうです。

EarFunのアプリは、以前はこのカスタマイズはかなり限定的だったのですが、それがだいぶ使えるようになりましたね。(過去のモデルもアプリのアップデートでカスタマイズできる項目が増えてます。)

ワイヤレス充電にも対応

EarFun Free 2Sはイヤホン単体で7時間の再生が可能、ケースも使えば30時間になります。また、10分の充電で2時間再生できる急速充電にも対応します。

ケースの充電では、USB-Cでの充電に加えQiワイヤレス充電にも対応します。個人的には、完全ワイヤレスイヤホンは充電もワイヤレス対応でないと面倒すぎて使わなくなってしまうくらいに重要です。普及帯のイヤホンでしっかり対応してくれるのはありがたいですね。

EarFun Free 2Sの良かったところ・イマイチだったところ

EarFun Free 2Sを実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。

良いところ
  • バランスがよく聞きやすい音
  • aptX対応
  • ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズ対応
イマイチなところ
  • 従来モデルに比べわずかに価格が上がった
  • ノイズキャンセリング非対応
  • 音質は少し物足りないかも

ノイズキャンセリングに対応してないのはこの価格帯では仕方ありません。欲しければもう少し上のモデルを選べばいいだけです。

音も悪くなくaptXに対応し、ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズ対応と使い勝手の部分で十分な機能が揃ってるのが嬉しいところ。

ただ、過去のEarFun Freeシリーズに比べ僅かですが価格が上がってしまってるのが残念なところ。通常価格で5,990円なので気軽に買うにはちょっとためらってしまいます。クーポンやセールで安くなることが多々あるので、そういったタイミングを狙うといいでしょう。

まとめ:

EarFun Free 2Sはノイズキャンセリングやマルチポイントなどには対応していませんが、ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズといった使い勝手の良い機能が揃ってます。装着感や音質もバランス良く疲れにくいものとなっており、エントリークラスとしてちょうどいいと感じました。

完全ワイヤレスイヤホンは使ったことがないという方は、まずこれを使ってみて、機能や音質に物足りないと思ったらそれを補ってくれるようなモデルを選ぶといいかもしれません。EarFunのイヤホンは1万円程度まで様々にあります。個人的にはEarFun SEarFun Air Pro SVをメインで使ってるので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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