【星空撮影】MIUIの長時間露光モードでXiaomi MIX 4とRedmi K40を比較!:明らかに低ノイズになり、キレイな夜空が撮れた!

以前、Redmi K40を使って長時間露光モードで星空を撮影した記事を書きました。

これはMIUIに搭載されている長時間露光モードという機能で、詳しくは後述しますが光を筋のようにして撮影したり、星空を撮影したりできます。以前の記事では、光学的に不利なミドルレンジ級のイメージセンサーで撮影していましたが、Xiaomi MIX 4を手にした今、試さない理由はありません。

ということで、今回は長時間露光モードを同じXiaomiのRedmi K40(POCO F3/Mi 11X)とMIX 4で比較してみます。さて、どんな画像が撮れたのでしょうか…!

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MIUIに搭載されている「長時間露光モード」


Xiaomiのカスタムスキン、MIUIの純正カメラアプリにある機能の一つに、長時間露光モードというものがあります。これは、例えば歩道橋の上などから、下をいく自動車のライトを線状に、ネオンのように撮影できたりする機能なのですが、

何種類かあるバリエーションの中に、『星空』と『スタートレイル』というものもあります。あまり注目されていない印象ですが、機能としては存在しています。

長時間露光モードのUIです。Pixelのように「撮影中はデバイスを安定させてください」と常に表示されます。また、撮影開始から何分何秒経ったかも常時表示されます。

その機能を、以前Pixelでやったように、ベランダの物干し竿に100均(DAISO)の三脚で固定して使おうとしたのですが、足がポキポキ折れてしまい使えず…

そのため、ベランダの柵に三脚をさして固定して撮影しました。撮影は2022年の1月2日(日)2時前から4時半ごろまで行いました。地方ですがそれなりに人口の多い場所(29万↑)に住んでいます。

使用したRedmi K40は、インド版のRedmi K40であるMi 11XのROMに書き換えています。また、Xiaomi MIX 4も、Xiaomi.euのROMにしています。そのため、POCO F3などでは今回使っている機能が無い可能性があります。
掲載している写真は元々4:3で撮影していますが、16:9にクロップ、1200×675にリサイズしています。元画像へのリンクは記事の最後にあります。リサイズなどでかなり画質が劣化しているので、ぜひ元画像もご覧下さい。

Redmi K40の星空・スタートレイル画像

『星空』


これがRedmi K40で長時間露光モードの星空を選択して撮影した画像です。長時間露光モードではあるのですが、この『星空』は最大でも30秒しか露光してくれません。Pixelで天体写真モードを使うと、2~3分は撮影に時間がかかりましたから、それに比べるとずいぶん短いです。まぁ4万円で買えるスマホとしては健闘しているほうではないでしょうか。

『スタートレイル』

こちらがRedmi K40で長時間露光モードのスタートレイルを選択して撮影した画像です。星の動きの軌跡が撮影できます。長時間の撮影で軌跡はより長くなり、30分以上撮影することで、Pixelのように自動的にタイムラプスムービーが生成されます。今回は、Xiaomi MIX 4と同時に、2時間30分程度撮影しました。

生成されたタイムラプスムービーがこちら。1440pが選択できるので、ぜひ高い解像度でご覧下さい。

ここまでは前回の復習みたいなものです。いよいよここから、108MPセンサーを使って撮影した星空をご覧頂きます。

Xiaomi MIX 4の星空・スタートレイル画像

『星空』

これがXiaomi MIX 4で長時間露光モードの星空を選択して撮影した画像です。

全体的に青みがかっていたRedmi K40とは打って変わって、より実際の空の色に近い、黒っぽい色合いになっています。

『星空』画像比較

画像リサイズ前は明らかに2枚目(右)のXiaomi MIX 4が小さな星まで捉えられていて高画質なのですが、リサイズして解像度が下がった影響で、あまり優位さが伝わらなくなってしまっています。ただ、それでもよく見ると、右のXiaomi MIX 4のほうが星が明るく写っているのが分かるかと思います。

『スタートレイル』

こちらがXiaomi MIX 4で長時間露光モードのスタートレイルを選択して撮影した画像です。こちらも黒っぽくなっていて、実際の星空の色と似ています。長時間の撮影で軌跡はより長くなり、30分以上撮影することで、Pixelのように自動的にタイムラプスムービーが生成されます。今回は、Redmi K40と同時に、2時間30分程度撮影しました。

生成されたタイムラプスムービーがこちら。こちらも色合いは画像と同じですが、よく見るとRedmi K40より多くの星が写っていることが分かります。また、Redmi K40は時間が経つにつれ、星の軌跡が集中していく真ん中辺りの部分が白く濁った感じになっていましたが、MIX 4ではそんなことはなく、非常に綺麗に写っています。1440pが選択できるので、ぜひ高い解像度でご覧下さい。

『スタートレイル』画像を比較

1枚目(左)がRedmi K40、2枚目(右)がXiaomi MIX 4です。Redmi K40は全体的に白く濁ったような見た目になっています。

今回撮った写真をまとめてGoogleフォトにアップしてあるので、興味のある方はチェックしてみてください。

まとめ:やっぱりセンサーサイズの大きさは影響大!

画像処理のアルゴリズムが同じならば、より光学的に有利な上位機種ではどうなるんだろう、と思っていましたが、やはりセンサーサイズが大きくなると、それだけ小さな星まで写せるようになっていました。ノイズも明らかに少なくなっていて、かなり質の高い画像に仕上がっています。

『星空』モードではたった30秒しか露光してくれないので、その真価を発揮してくれるのは『スタートレイル』のほうですね。タイムラプスムービーは、いつ見ても圧倒されます。

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でじぃ
病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。
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