格安SIMの速度測定 2021年10月前半:緊急事態宣言が解除されるも、昼の速度はそこまで変化を感じず

大手キャリアに比べて月額料金が安くて人気なのが「格安SIM」です。格安SIMはたくさんの会社があり、速度や使いやすさ、機能は異なってきます。その中でも最もわかりやすく比較できる重要なものが「通信速度」です。

OREFOLDERでは月に2回、主な格安SIMをスピードテストアプリを使って実際に速度測定し、比較しています。あくまで個人レベルでの測定になりますが、格安SIM選びの参考になれば幸いです。

今回は2021年10月前半編です。実際に使用した格安SIMは20種類で、茨城県つくば市にて通勤時間帯やお昼の混雑時間帯に測定しています。なお、これらのSIMはすべて個人で実際に自腹で契約しているものであり、特定の会社等から提供を受けたものではありません。

今回のポイント
  • 全体的に速く十分な速度が出てる
  • Speedtest.netではいいけど5GMARKではいまいちというのがけっこうある
  • 緊急事態宣言解除で少し戻ってる気もするが大きな変化ではない

今回の測定は10月5日に行いました。Speedtest.netで朝昼夜の3回、5GMarkで昼に1回の測定になります。なお、今回からpovoはpovo2.0のSIMを使っています。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

測定方法など

測定方法

測定は以下のようにして行いました。

日時 2021年10月5日(8時・12時・18時にSpeedtest.netで3回、12時に5GMarkを1回実施)
場所 茨城県つくば市
測定アプリ Speedtest.net
5GMARK
測定方法 SIMごとに3回ずつ測定し、(3回の合計値+中央値×2)/5を値とする。それとは別に昼に5GMARKでのフルテスト
使用端末 AQUOS sense3 basic×20台
使用したSIM
  • ahamo(ドコモ回線)
  • IIJmio(ドコモ回線・au回線)
  • y.u mobile(ドコモ回線)
  • OCNモバイルONE(ドコモ回線)
  • BIGLOBEモバイル(ドコモ回線・au回線)
  • b-mobile(ドコモ回線・ソフトバンク回線)
  • 日本通信SIM(ドコモ回線)
  • nuroモバイル(ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線)
  • mineo(ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線)
  • UQ mobile(au回線)
  • povo2.0(au回線)
  • Y!mobile(ソフトバンク回線)
  • LINEMO(ソフトバンク回線)

測定の正確さや意義について

測定用アプリや測定環境など、もっと正確なものがあると考える方もいらっしゃるでしょうが、ある程度の妥協を重ねて今の形になっています。これらについて、これでは意味が無いとお考えの方もいるでしょうが、それならそういうものとして見てください。

(基本的に、多くの人が使っていて自分の場合と比べやすく、またパッと見で分かりやすいものを選んでます。正確性などを考えればもっとやり方はありますし、そうやっているサイトもほかにたくさんあります。ぜひそういったより正確なデータもご覧ください。)

測定アプリについて

現在は『Speedtest.net』と『5GMARK』の2つのアプリを使って測定しています。『Speedtest.net』は広く使われているメジャーな測定アプリです。しかし、このアプリだけだと実際の利用における体感速度と離れた結果が出る格安SIMが出てきました。

『5GMARK』のフルテストはYouTube動画やウェブページなどの読み込みをテストに組み入れており、より実際の使用環境に近い形でのテストが可能です。ただし通信量も多いので、当サイトの測定では『5GMARK』は昼に1回のみ行っています。

朝:8時05分~20分ごろ

DOWN (Mbps) UP (Mbps) PING (ms)
ahamo 47.56 4.29 29.2
IIJmio-D 9.46 8.03 73.2
y.u mobile 36.04 4.51 37.0
OCNモバイルONE 37.88 4.70 34.4
BIGLOBE-D 34.46 9.92 39.6
b-mobile-D 48.72 5.72 42.8
日本通信SIM 42.76 3.12 38.0
nuroモバイル-D 12.59 1.24 52.4
mineo-D 38.42 8.59 90.0
povo2.0 12.35 3.97 26.6
UQ mobile 15.76 2.61 28.0
IIJmio-A 11.76 2.77 43.6
BIGLOBE-A 16.94 4.38 26.4
nuroモバイル-A 13.36 1.98 29.8
mineo-A 22.74 3.20 64.8
LINEMO 27.22 5.48 29.8
ワイモバイル 14.82 6.80 18.2
b-mobile S 20.78 7.56 19.2
nuroモバイル S 11.27 10.64 41.6
mineo-S 18.08 5.92 71.6

朝は通勤時間帯ということもあり比較的混雑する時間帯です。だいたい3Mbps以上出ていれば特に不満なく通信できると思いますが、最近ではどのSIMも快適に通信できるだけの値を出しています。

グラフを見るとドコモ回線>ソフトバンク回線>au回線のようにも見えますが、これは地域性もあるので、測定した地域が全体的にそうなんだと捉えるくらいにしてください。それでもau回線とソフトバンク回線の差が縮まってきてるのはちょっと気になります。

昼:12時15分~25分ごろ

DOWN (Mbps) UP (Mbps) PING (ms)
ahamo 41.06 6.00 36.2
IIJmio-D 1.13 3.99 82.2
y.u mobile 43.86 8.30 36.8
OCNモバイルONE 52.10 9.73 44.6
BIGLOBE-D 9.45 7.56 35.4
b-mobile-D 41.88 4.27 369.8
日本通信SIM 46.18 5.99 287.6
nuroモバイル-D 28.48 12.11 43.8
mineo-D 18.02 7.38 113.4
povo2.0 5.92 2.38 28.2
UQ mobile 15.52 3.05 28.4
IIJmio-A 7.21 1.04 98.8
BIGLOBE-A 8.03 3.06 27.8
nuroモバイル-A 6.45 2.49 52.6
mineo-A 7.38 2.42 110.8
LINEMO 18.04 10.23 31.6
ワイモバイル 33.82 6.88 32.6
b-mobile S 46.02 8.16 24.8
nuroモバイル S 3.26 6.70 65.2
mineo-S 15.15 7.09 80.6

平日の昼は、一番速度が落ち込む時間帯です。コロナ禍の中でリモートワークなど進み昼休みもある程度分散されたのか、しばらくどのSIMもいい値を出していたのですが、だんだん差が出てくるようになりました。

緊急事態宣言が解除されて、IIJmioは1Mbps台に戻ってしまいました。(これまでもだんだん落ちていましたが…。)まだ大きな変化はありませんが、少しずつまた前のような低速に戻っていくのかもしれません。

夕方:18時10分~20分ごろ

DOWN (Mbps) UP (Mbps) PING (ms)
ahamo 42.86 12.12 28.8
IIJmio-D 3.64 10.09 87.6
y.u mobile 28.78 8.34 39.4
OCNモバイルONE 45.64 11.58 47.4
BIGLOBE-D 32.58 9.50 36.6
b-mobile-D 35.56 8.75 39.6
日本通信SIM 51.50 18.90 48.4
nuroモバイル-D 26.78 14.99 63.8
mineo-D 43.06 11.94 81.0
povo2.0 20.66 1.62 25.6
UQ mobile 14.38 2.74 29.2
IIJmio-A 13.60 3.17 44.0
BIGLOBE-A 13.92 4.95 36.6
nuroモバイル-A 13.34 2.45 36.4
mineo-A 14.46 2.41 80.6
LINEMO 24.96 12.34 29.4
ワイモバイル 32.44 4.02 32.2
b-mobile S 18.64 6.46 37.0
nuroモバイル S 13.57 3.91 32.2
mineo-S 18.24 6.17 80.8

この時間帯も家に帰る人などが多く、混雑時間帯の1つでした。しかし最近はどのSIMも十分な速度が出るようになっています。だいたい朝と似たような傾向で、そこまで遅いところはほとんどありません。
逆に言えば、朝もこの時間も遅い格安SIMは速さに期待しないほうが良いです。

時間帯別グラフ

V字型になってるのが多いのは変わりませんが、これまでは昼に1Mbps程度で固まっていたものが5Mbps程度まで上がっています。どのSIMでも十分使える速度になっています。

というか、以前に比べるとだいぶカオスになってきてますね…。

DOWN 8時 12時 18時
ahamo 47.56 41.06 42.86
IIJmio-D 9.46 1.13 3.64
y.u mobile 36.04 43.86 28.78
OCNモバイルONE 37.88 52.10 45.64
BIGLOBE-D 34.46 9.45 32.58
b-mobile-D 48.72 41.88 35.56
日本通信SIM 42.76 46.18 51.50
nuroモバイル-D 12.59 28.48 26.78
mineo-D 38.42 18.02 43.06
povo2.0 12.35 5.92 20.66
UQ mobile 15.76 15.52 14.38
IIJmio-A 11.76 7.21 13.60
BIGLOBE-A 16.94 8.03 13.92
nuroモバイル-A 13.36 6.45 13.34
mineo-A 22.74 7.38 14.46
LINEMO 27.22 18.04 24.96
ワイモバイル 14.82 33.82 32.44
b-mobile S 20.78 46.02 18.64
nuroモバイル S 11.27 3.26 13.57
mineo-S 18.08 15.15 18.24
左:ahamo(D) 中:UQ mobile(A) 右:ワイモバイル(S)

もう1つ、5GMARKの結果をみてみましょう。

昼:5GMARK結果

POINT DOWN
(Mbps)
UP
(Mbps)
PING
(ms)
YouTube
(s)
WEB
(s)
ahamo 22288 36.9 6.5 165 4.6 2.3
IIJmio-D 206 0.7 2.17 110 4.7
y.u mobile 8179 19.2 3.97 61 3.1
OCNモバイルONE 2669 3.6 5.25 90 10.4 3.9
BIGLOBE-D 2108 7.7 3.85 72 3.4
b-mobile-D 165 0.2 2.28 6.2
日本通信SIM 593 6.7 0.53 490 7.5
nuroモバイル-D 1969 0.3 8.94 204 13.9 3.5
mineo-D 294 0.3 1.25 122 4.4
povo2.0 4410 10.8 2.5 148 25.0 3.5
UQ mobile 4430 7.4 3.66 68 16.9 1.8
IIJmio-A 3327 8.5 1.09 136 4.5
BIGLOBE-A 946 1.4 3.17 156 5.2
nuroモバイル-A 1042 2.1 1.48 81 4.5
mineo-A 239 0.5 1.52 127 5.8
LINEMO 13305 20.5 5.48 47 5.6 1.6
ワイモバイル 14210 23.7 4.68 49 5.9 2.3
b-mobile S 3109 5.7 6.48 77 29.0 3.1
nuroモバイル S 329 1.6 0.83 86 5.1
mineo-S 522 0.4 3.47 92 4.4

5GMARKでは通常のスピードテストのほかにYouTube動画や各種ウェブサイトを読み込んでそれをポイントに反映させます。表中の「-」はタイムアウトで、時間内に読み込み完了できなかったことを示します。

しばらく全体的に結果が良かったのですが、だんだん落ちてきたと言うかもとに戻りつつあるというか…。最近y.u mobileが速度は速いのにポイントが伸びないな、と思っていたのですが、YouTubeの値が出てません。どうやら昼の時間帯に動画(YouTube)で速度制限してるという話があるようです。



左:y.u mobile(D) 中:IIJmio(A) 右:nuroモバイル(S)

なお、この5GMARKでもその値が絶対なわけではないので、適当に考えていたほうが良いとは思います。YouTubeが読み込めるかどうかでもだいぶポイント変わりそうですし。お昼のポイントが4桁に届けばちゃんと使える、500以下は使えたもんじゃない…くらいの感覚でいいでしょう。(3桁のポイント内での優劣は誤差のようなものです。あてにはなりません。)

やはりこの5GMARKで見ると速いところは速い、遅いところは遅いという差がハッキリわかります。1000ポイント以上あればそう困ることはないと思います。そのラインがだいたいの基準と思ったほうがいいでしょう。

格安SIM速度ランキング 2021年10月前半

今回の測定結果をランキング化してみました。

1位 ahamo 213.11 pt
2位 OCNモバイルONE 172.55 pt
3位 y.u mobile 162.84 pt
4位 日本通信SIM 155.13 pt
5位 ワイモバイル 150.82 pt
6位 b-mobile-S 141.18 pt
7位 b-mobile-D 138.96 pt
8位 LINEMO 110.32 pt
9位 nuroモバイル-D 93.51 pt
10位 mineo-D 78.62 pt
11位 UQ mobile 65.62 pt
12位 BIGLOBE-D 57.46 pt
13位 mineo-S 54.15 pt
14位 povo2.0 42.71 pt
15位 mineo-A 39.25 pt
16位 IIJmio-A 35.58 pt
17位 nuroモバイル-A 34.13 pt
18位 BIGLOBE-A 30.27 pt
19位 nuroモバイル-S 19.18 pt
20位 IIJmio-D 8.74 pt

ポイントの算出方法は以下の通りです。昼の速度を重視してます。

(朝の下り速度 ÷ 2.5) + (昼の下り速度 × 2.5) + (夜の下り速度 ÷ 2.5) + (5GMARKのポイント ÷ 300)

実感とそれほど違いは無いと思います。ただし、先にも書きましたが測定場所はau回線が弱いところなので、回線をまたがった比較はそれほど意味がないかもしれません。

このグラフは上位10個を抜き出したものです。最近は上位10位が近い値でゴチャゴチャになってますね。

なお、これはあくまで速度のみのランキングなので、それぞれの格安SIMにある速度以外の魅力も忘れないようにしてください。

おすすめの格安SIMとMVNOそれぞれに対する所感

単純な速度だけでなく、安定感や安心感と言ったものを考えると、やはりキャリア系のahamo, povo, UQ mobile, LINEMO, Y!mobileがいいでしょう。これらは速度に関する心配がありません。povo2.0はちょっと使い方が特殊なのでそこは考える必要あります。

ドコモ回線でahamo以外だと、やはりOCNモバイルONEが安定して速いのでオススメです。それ以外だとy.u mobileと、最近はmineoもいい感じになりつつあります。

ahamo

5GMARK
ahamo 47.56 41.06 42.86 22288

相変わらず時間を問わず速いです。容量も20GBあるので、よっぽど大容量使う人でなければ何も考えずにいられる安心感があります。ただ格安SIMのなかではちょっと高め。

ahamo
公式サイトはこちら >

povo

5GMARK
povo2.0 12.35 5.92 20.66 4410

私の測定してるところではauが微妙に電波良くないようで、au回線全体で他回線よりも低い値になっています。au回線の中で比べれば、povoは安定しているのではないでしょうか。ただpovo2.0は速度よりも使い方が自分に合ってるかを考えたほうがいいですね。

povo
公式サイトはこちら >

LINEMO

5GMARK
LINEMO 27.22 18.04 24.96 13305

LINEMOも1日通して安定して速度が出ています。ahamoと違い3GBで990円のミニプランがあるので小容量しか使わない人でもお得に利用できます。個人的にはかなりオススメできるのですが、あまり回線数は多くないようですね。

LINEMOは新規契約または「ソフトバンクとワイモバイル以外」からMNPするとPayPayボーナス1万円分がもらえるキャンペーンを開催中です。9月10日からは3GBのミニプランでも3,000円分のPayPayボーナスがもらえるようになりました。

LINEMO
公式サイトはこちら >

UQ mobile

5GMARK
UQ mobile 15.76 15.52 14.38 4430

UQ mobileも私の測定地点ではあまり速度が出てませんが、安定はしています。自分の生活エリアで電波がどうか不安な場合は、無料で2週間程度SIMとスマホをレンタルできるサービスもあるので、それを利用しましょう。

UQ mobile
公式サイトはこちら >

Y!mobile

5GMARK
ワイモバイル 14.82 33.82 32.44 14210

ワイモバイルも安定して速いのですが、最近は以前よりも速度が落ちているように感じます。落ちていると言っても遅いと体感できるものではないので心配するほどではないのですが。

ワイモバイルはオンラインストアにて新規やMNPで端末が安く手に入ることがあります。機種変更でもその対象となることがあるので長期間を見据えるとまた魅力が出てきます。

Y!mobile
公式サイトはこちら >

IIJmio

5GMARK
IIJmio-D 9.46 1.13 3.64 206
IIJmio-A 11.76 7.21 13.60 3327

IIJmioは混雑時間帯の速度に関してはほかよりもかなり厳しいです。以前に比べればかなり良くなりましたので昼時などは「遅いけどわかってれば気にしない」程度でしょうか。

最近はキャンペーンを頻繁に行い、MNPなどでスマホがかなり安く手に入ります。そういうので狙ってみてもいいですね。今ならZenfone 8 (8GB/128GB) がMNPで54,800円、さらにGoogle Playギフト3,000円分がもらえます。(10月31日まで)

IIJmio
公式サイトはこちら >

y.u mobile

5GMARK
y.u mobile 36.04 43.86 28.78 8179

y.u mobileは一時期遅くなっていたりもしたのですが、最近はまた盛り返してきました。だいたいどの時間帯でも30Mbpsかそれを超える速度を維持しています。

10月1日からは月額料金の値下げが行われ、より契約しやすくなりました。またシングルでもU-NEXT月額プラン付きの「シングル U-NEXTプラン」が新設されました。一人暮らしでU-NEXTを使ってる人にはかなりお得ですよ。

OCNモバイルONE

5GMARK
OCNモバイルONE 37.88 52.10 45.64 2669

ahamo以外でドコモ回線を使った格安SIMの中では一番安定して高速を維持してるのがOCNモバイルONEです。あいかわらず昼でも心配ない速度が出ています。ほかのSIMに比べバッテリーの減りが速いという話もありますが、新し目のスマホで毎日充電するような人ならあまり気にしなくてもいいと思います。基本放置で数日に一度充電、という人は注意です。

goo Simsellerで新製品のスマホがかなり安く売られるので、その機会を狙うのがいいでしょう。

OCN モバイル ONE
公式サイトはこちら >

BIGLOBEモバイル

5GMARK
BIGLOBE-D 34.46 9.45 32.58 2108
BIGLOBE-A 16.94 8.03 13.92 946

BIGLOBEモバイルはここ最近はわりと速度が改善されています。キャンペーンも毎月やっているので、それを狙うのもあり。動画や音楽などがカウントフリーになる「エンタメフリー・オプション」があるので、それに魅力を感じれば。

BIGLOBEモバイル
公式サイトはこちら >

b-mobileと日本通信SIM

5GMARK
日本通信SIM 42.76 46.18 51.50 593
b-mobile-D 48.72 41.88 35.56 165
b-mobile S 20.78 46.02 18.64 3109

b-mobileは前回まで少し落ち気味かな、という印象だったのですが、今回はかなり盛り返しました。が、5GMAKの値はそうでもないですね。この差はちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。

日本通信SIM含めあまり安定せず、早くなったり遅くなったりを繰り返しています。悪くはないのですが、あまりオススメとまでは行かないですね。

nuroモバイル

5GMARK
nuroモバイル-D 12.59 28.48 26.78 1969
nuroモバイル-A 13.36 6.45 13.34 1042
nuroモバイル S 11.27 3.26 13.57 329

nuroモバイルはドコモ回線がいい感じになってますね。とはいえ全体的に見ても5GMARKの値は低め。うーん…。価格的には格安SIMのなかでも最安帯なので、爆速じゃなくてもいいけどあまりに遅いのはちょっと…というくらいの人に良さそうです。

nuro mobile
公式サイトはこちら >

mineo

5GMARK
mineo-D 38.42 18.02 43.06 294
mineo-A 22.74 7.38 14.46 239
mineo-S 18.08 15.15 18.24 522

mineoも最近はなかなかの値を出す音が増えてきました。とくにドコモ回線がいい感じですね。…が、5GMARKでは全然ダメな値になってます。ここがいい数字出てくるようになったら、その時がいいタイミングになりますね。

とはいえmineoはほかにはない機能や制度があるので、その面白さを楽しめるなら十分候補に入るでしょう。

mineo
公式サイトはこちら >

色々見て判断を

この記事ではそれぞれの格安SIMの速度を比較していますが、格安SIMの選択の基準は速度だけではありません。なので今どれがオススメかと考えると、絶対にこれ!と言えるものはありません。個々人の使い方によるのではないかと思います。昼間使わなければ、速度がそこまで落ちることもないでしょうし。それよりも各MVNOの施策や機能を見たほうがいいかもしれません。速度比較はあくまで検討するための材料の1つです。

MVNOの速度はけっこう浮き沈みがあります。その時々で最新の速度測定結果は把握しておきたいですね。場所などでも変わるものなので、できれば1つの数字に一喜一憂せずに、複数の結果を眺めてなんとなくの各社の傾向を掴んでもらえばと思います。

当サイト以外でも定期的に計測しているサイトがありますので、そちらも参考にしてみてください。

また、こうしたブログ等での計測報告以外でも、独自アプリで自動速度計測して掲載しているサイトもあります。

こちらは毎日1時間ごと(お昼は15分ごと)に計測して公開しています。すごい!うちもどうにかこう自動化できないものかと考えてますが、難しいですね。

ほかにも定期的に速度測定しているサイトはあります。いろいろ参考にしてみてください。


OREFOLDERでは今後も月2回程度で測定していきたいと思っています。
過去1年の速度測定記事は以下からどうぞ。

  • 本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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