OneOdio Pro-10G:ケーブル着脱式で2つのジャックが使い方を広げる低音重視のヘッドホン

OneOdioより密閉型モニターヘッドホンPro-10Gをレビュー用に提供していただきました。

OneOdio Pro-10Gはケーブルが取り外し型となっており、ヘッドホンの両側に6.3mmと3.5mmジャックがあるので複数の使い方ができるヘッドホンです。また、折りたたみもできるので持ち運びにも便利。使い方次第で評価が分かれそうなヘッドホンです。

今回レビューするグレーではなくブラックですが、500円引きとなるクーポンをいただきました。
クーポンコード:3CJ3SAOT 期間:5月11日18:00~5月25日23:59
どうぞご利用ください。

  • ケーブルが脱着式
  • 6.3mmと3.5mmのジャックがあり、どちらでも使える
  • 2つの音源を混ぜたり、他のヘッドホンにシェアしたり
  • 折りたたんで持ち運び
  • ちょっと低音が目立ちすぎ?

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概要とスペック

OneOdio Pro-10Gは密閉型のヘッドホンです。商品ページでは「モニターヘッドホン」「DJ用ヘッドホン」「スタジオヘッドホン」といった言葉が並び、音に詳しい人に言わせれば、それぞれ求められる音の傾向のようなものがあるようです。私はそのあたりは詳しくないので、あくまで普通に音楽を聞く、スマホに繋げて使うことを想定してのレビューとなります。

Amazonのページでは色ごとに記載内容が違ったり、名称もPro-10とPro-10Gだったりと微妙に違いがあります。今回レビューするのはグレーのPro-10Gです。

主な仕様
型式:密閉ダイナミック型
ドライバー口径:φ50mm NdFeB磁石
再生周波数帯域:20Hz〜20,000Hz
インピーダンス:32Ω
最大入力:1600mW
感度:118dB ± 3dB
プラグ:φ6.35標準 / φ3.5mmステレオミニ
ケーブル:コイル状ケーブル2-3m / ストレートケーブル1.2m
質量(コード除く):238g

高級感はないけど落ち着く外観

OneOdio Pro-10Gは重量が軽いのもあって、高級感のようなものはあまりありません。チープというほどでもなく価格相応でしょうか。私的にはアリです。

サイドから見ると中央に大きくマークがあり、その周りはレコードのように無数の溝があります。印刷などではなくちゃんと溝があってなかなか良いです。

頭の上の部分にOneOdioのロゴ、そしてイヤーパッドの内側に大きくR/Lの表示があります。OneOdio Pro-10の昔のレビューなど見ると左右がわかりにくいというものもあったので、そのあたりは改善されたのでしょう。

実際に装着してみました。イヤーパッドが耳をすっぽりと覆います。

わかりにくいかもしれませんが、バンド部分はちゃんと伸びるようになっているので頭の大きさに合わせられます。

折りたたんで持ち運びは便利

アーム部分から折り畳めるようになっているので持ち運びも楽です。

キャリングポーチも付いてます。

2つのジャックで使い分け

OneOdio Pro-10Gはケーブル部分が着脱式になっています。破損してもケーブル単体で購入すれば大丈夫という利点もありますが、このケーブルようのジャックが2つあるというのがOneOdio Pro-10Gの特徴でもあります。

機器に合わせて使い分ける

ジャックは6.35mmと3.5mmの2つあります。6.35mmはいわゆる標準ジャックと呼ばれるもので、音響機器などによくあるタイプです。3.5mmはスマホなどでも使われるタイプですね。どちらに繋いでも問題なく音が出ます。

ケーブルも6.35mm-3.5mmでコイル状になったものと、3.5mm-3.5mmでマイクとコントローラーが付いたものの2つが付属します。使用する機器やシチュエーションによってこれらを組み替えて使うことができます。また、万一断線した場合などでも、別途ケーブルを用意すればいいというのも嬉しいポイントです。

2つの音源をミックス

2つのジャックに2つのケーブル。これを使うと例えば2つのスマホをこのヘッドホンに繋ぐことができます。そうするとどうなるか。2つのスマホの音がどちらもヘッドホンから聞こえます。

例えばPCやTVに繋いで映画などを楽しんでいるときにスマホも一緒につないでおけば、スマホの通知音もちゃんと聞こえます。1つの音源に繋げばその音だけに集中、2つに繋げば2つだけに絞る、そんな使い方です。

別のヘッドホンにシェア

更に面白いことに、このOneOdio Pro-10Gに別のヘッドホンやイヤホンを繋ぐこともできます。そうするとOneOdio Pro-10Gが接続して聴いてる音楽などを、そのOneOdio Pro-10Gに繋いだ別のヘッドホンでも聞くことができます。

スマホなど→OneOdio Pro-10G→別のヘッドホン

こんな感じですね。よくカップルが1つのイヤホンを片方ずつ使って同じ音楽を聴く、なんていうのが「いやそれ流れてる音は右用と左用で違う音だから」と突っ込まれていますが、OneOdio Pro-10Gのシェア機能を使えば、ちゃんと同じ音を聴くことができます。

音は低音重視

音については、先に書いたように「モニターヘッドホンとしてみると…」のようなものは私には書けないので、あくまでスマホの音楽を聴くような用途での自分の好みで判断します。

全体的にはフラットですが低音がそれなりに強いです。以前見た目と価格で選んだソニーのヘッドホンがだいたい同じくらいの価格帯だったので聴き比べてみたのですが、それよりはクリアに音が聞こえます。

低音の強さが目立ってちょっと気になりますが、慣れと好みの問題かな…。逆に高音はちょっと弱い感じです。普通に私程度が聴く分には十分で、ヘッドホンやイヤホンを付けてないときに比べしっかりと隅々の音が聴こえるのは、やっぱり良いなと感じました。

音とは違いますが、耳をすっぽり覆うくらいの大きさなので耳が痛くなりません。それほど強い締め付けでもないので長時間つけていても聴いてられます。ただそろそろ暑くなってくる季節なので、そういう辛さはあるかもですね。

ちなみに、マニュアルに密閉性なデザインとノイズキャンセリング技術によって、周囲騒音を無視し音楽鑑賞できます。と書かれているのですが、よくあるノイズキャンセルのようなものは感じません。耳を覆うイヤーパッドの密閉性のおかげで音をカットしてる風はあります。逆に音漏れについても、それなりの音量にすればちゃんとあります。

まとめ

ヘッドホンを使ったのは久しぶりだったのですが、耳をすっぽり覆って音を楽しむのはいいな、と再認識しました。周りの音に気づきにくくなるので場所などは選びますけどね。

ケーブルを外せる、2つのジャックで組み合わせできるというのも嬉しいポイントでした。割と使わないときもケーブルが邪魔になるんですよね。個人的には他のスマホの写真を撮るときの小道具(背景の1つ)にも使えそうで良いなと思います。

価格帯が5,000円以下というものなので、音にそこまでのこだわりはないけど、ちょっとはいい音で聴きたい、という人にぴったりだと思います。音に拘りがある方、細かな違いに敏感な方はもっと高いものや有名メーカーのもののほうがいいでしょう。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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