Elephone P9000レビュー その2:USB Type-CでNFCもQiもある!…けどカメラと音が残念で惜しい

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前回に続き、GearBestよりレビュー用に提供していただいたElephoneのスマートフォンP9000をレビューしていきます。

前回は主に外見についてのレビューでしたが、今回は機能的な特徴やソフトウェア的な面を見ていきたいと思います。先に書いておきますが、なかなか厳しい物があります。外見が気に入っていただけに残念ですが、2016年9月初めの時点では、普段使いするには少し届かないと感じました。

Elephone P9000のスペックと機能

まずは簡単にElephone P9000のスペックを見てみましょう。

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OS Andorid 6.0
CPU MTK6755 2.0GHz,Octa Core
RAM 4GB
ストレージ 32GB
外部メモリ microSDカード対応 (最大256GBまで)
ディスプレイ 5.5インチ 1920 x 1080 (FHD)
カメラ 背面:1300万画素 前面:800万画素
バッテリー 3000mAh
サイズ 約148 × 73 × 7.3 mm
重量 約145g
ネットワーク WiFi: 802.11 a/b/g/n, 2.4G/5G
2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
3G: WCDMA 850/900/1900/2100MHz
4G: FDD-LTE 800/900/1800/2100/2600MHz

続いてベンチマーク結果です。

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2万円程度の中華端末としてはなかなかいいスコアなんじゃないでしょうか。単純に価格とスペックから考えると日本で買うものよりかなりコスパがいいように見えます。

このほかに、NFC、指紋認証、Qiといったものにも対応しています。NFCとQiは対応していない端末も多いのでポイント高いです。

指紋認証の精度が悪い

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指紋認証に関しては、個体差があるのかもしれませんが、かなり精度悪いです。何本かの指を登録してやってみましたが、画面オフの状態でセンサーに触ってもブルっと震えるだけで何も起きません。何回も繰り返していると反応しなくなり、画面をつけてみると失敗が多いのでしばらく待ての表示です…。
はっきり言って、認証が成功するのが珍しいレベルでダメでした。

動きは悪く無い

オクタコアにRAM4GBもあるので、さすがに普段の動きは問題無いです。数日触って普通に使った中ではとくに不満はありませんでした。

中身はほぼ素のAndroid

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ホーム画面はかなりシンプルです。ホームアプリも標準のLauncher3となっています。

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プリインストールアプリもかなり少なめ。ChromeやYouTubeも入っていません。唯一Elephoneの『Service』というものがありますが、これはサポート窓口のようです。

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通知やアプリ履歴も、ほぼAndroid標準のままです。
もう少し綺麗に整えてもいいのでは?とも思いますが、余計なものがないのは好ましいです。

特徴的な機能もたくさん

Elephone P9000には特徴的な機能もいくつかあります。まずは設定画面を見てみましょう。

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英語になっている部分は、大抵が素のAndroidにはない(なので日本語にならない)部分です。とくにSmart Assistantの部分がいろいろありますね。しかし、ここもいろいろある割に完成度が低いものでした…。

Off screen gestures

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これはスクリーンがオフの時に「ダブルタップで画面オン」「スワイプアップで画面オン&ロック解除」「指定したジェスチャーで指定したアプリ起動」といった設定です。便利そうですが、実際に使ってみると…。

反応がかなり悪いです…。

System motionとShortcut buttom

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System motionは3本指でスワイプするとスクリーンショットが撮れたりアプリ履歴を開ける機能、Shortcut buttonは前回の記事でも少し触れた、端末サイドに有る物理ボタンで起動するアプリです。アプリしか開けない、かつ画面点灯時のみというのはちょっと残念です。

Navigation bar

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通常はオフになっていますが、これをオンにすると画面上にナビゲーションバーが表示されます。一時的に非表示にもできます。
オンの時は元の3in1ボタンはタッチでホームボタン、長押しで履歴ボタンと微妙に機能が残ります。

ちなみにナビゲーションバーをオンにした時のボタンの並びは戻るボタンが左で、並び替えはできません。


うーん…どれも機能があることはいいのですが、もう少し詰めて欲しかったな、という感想です。

カメラ

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カメラのUIはシンプル…というか、これが今のAndroidの標準なんでしょうか、UMi SUPERとまったく同じです。

カメラの写りもUMi SUPERと似たようなものです。いくつか作例を出してみます。(サイズ変更のみ行っています。)

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左:パン 右:ドロイドくん
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左:HDRオフ 右:HDRオン
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左:色彩&彩度高 右:彩度高
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左:HDRオフ 右:HDRオン
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左:HDRオフ 右:HDRオン

カメラには期待しないほうがいいと思います。

「音」に困って普段使いできない

P9000を普段使いする上で最大の障壁となるのが「音」です。音質とかの話ではなく、スクショやシャッター音、そして音量変更の時の音です。

スクリーンショットやカメラのシャッター音がかなり大きいです。マナーモードにしていてもこれは消えません。音量調整もありません。スピーカーを塞げば少しは抑えられますが、その状態でないと写真を撮る気にはならないほどです。

また、音量調整でボリュームボタンを押すと、そのたびに「ポヨン」という音が出ます。これもマナーモードの時でも同じように鳴りますし、その音量を調整することもできません。

これらの音が大きすぎるのと若干割れたような音なので、一度聞いただけで「もう聞きたくない!」となってしまいます。ただでさえ画質の問題からカメラは使いたくないのに、この音のせいで「あ無理だわ」となってしまいます。カメラは撮らなければいいのですが、音量ボタンでの音はもっと深刻です…。

うーん…なんだか動画にするとそれほどでもないように感じますが、実際に聞くともっと差があります。

まとめ

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2回にわたって書いてきたElephone P9000のレビューですが、一言でまとめると「惜しい」です。外観や機能は魅力的です。しかしその中身に残念な点がちらほら見えます。

カメラと音というのは、安い端末では疎かになることが多い部分ではあります。しかしこの部分が一定以上に達していないと普段使いには耐えられません。ソフトウェアアップデートは何回か配信されていますが、この部分については直る気配がありません。なんとかしてくれると嬉しいのですが…。

見た目や持ちやすさ、NFCとQi対応という点では非常に私好みだっただけに、これらの点が及第点に達しないことは残念でしかたありません。まぁそれ故の安さ、とかんがえて割り切るしかないのかもしれません。カメラは使わない、家の中だけで使うから音が大きくてへんでも気にしない、というのであれば持っていてもいいのかもしれません。

ただP9000については、カメラが強化されたElephone P9000 Edgeというのも出るようです。こちらでは諸々が改善されていると良いのですが、はたして…。

参考情報

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