FREETEL REI レビュー : 約3週間使っての結論は「メインには成れなかった」

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FREETELの最新スマホREIをお借りして3週間と少し、なるべく持ち出す心がけながら使ってみました。これまでもいくつか記事は書いていますが、3週間使ってみて、どうだったのか、この時点での評価を書いていこうと思います。
ただし、タイトルを見ても分かるように、決して褒める系の記事ではないです。

FREETEL SAMURAI REIの概要

REIはFREETELのSAMURAIシリーズの1つで、2016年5月27日に発売されました。最初はメタルシルバーのみで、それから各色が順に発売されていっています。なお、ピンクゴールドとメタルブラックの2色についてはまだ発売されておらず、ピンクゴールドが7月1日、メタルブラックが7月9日の予定となっています。(これも当初の発表からは若干しれっと延期されています。)

簡単なスペックは以下のとおり。

OS Andorid 6.0
CPU MT6753 Octa Core 1.3GHz 64bit
RAM 2GB
ストレージ 32GB
外部メモリ microSDXC (最大128GBまで)
ディスプレイ 5.2インチ 1920×1080 (フルHD)
カメラ 背面:1300万画素 前面:800万画素
バッテリー 2800mAh
サイズ 約145.8 × 71.5 × 7.2 mm
重量 約136g
NFC ×
ネットワーク 3G(WCDMA):2100MHz(Band1) / 800MHz(Band6/19) / 900MHz(Band8)
4G(FDD LTE): 2100MHz(Band1) / 1800MHz(Band3) / 2600MHz(Band7) / 900MHz(Band8) / 800MHz(Band19/20)

2016年6月26日現在で2回のアップデートが配信されており、発売当初に報告された不具合などが解消されているほか、REIの独自機能にもいくつか改善がなされています。

外観

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REIはその外観や質感の良さについても注目されていました。背面にメタルボディを採用し、アンテナ線はあるもののスッと一筋のラインはデザインのアクセントになっています。

外観についてはハンズオン及び開封の儀でも多くの写真があるのでご覧ください。


これまでの記事でも書きましたが、全体的にMIYABIをよりスタイリッシュにしたような印象を受けます。この薄さと縦横のバランスはわりと好きです。

メタルボディとカラー

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REIといえばメタルボディの質感の良さを挙げる人も多いです。金属感が好きで、プラスチックを安物と言って嫌う人にはとても評判いいです。私もメタルボディは好きなので、背面だけを見ているときはとても良い気分です。

ただ、微妙に背面と前面のバランスが良くない気がします。今回のメインカラーのようにも扱われているスカイブルーも、背面だけ見ると良いのですが、前面の白との繋がりが良くない。どうにも「白い端末に青いカバーをつけている」ように見えて、その差がダサく見えます。背面だけ見ればスカイブルーは好みですが、この切替の悪さからすぐに購入候補からは外れました。惜しいなーとは思いますけど。

ホームボタン

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REIには物理キーのホームボタン(FREETELボタン)があります。機能についてはまた後で書きますが、デザインについて。いやこれダサいでしょ。

iPhoneにも丸いホームボタンがあります。これも私はカッコいいとは思いません。使いやすさとかそういう機能的なこととは別として、デザインとして。ダサいです。Galaxyにもホームボタンがあります。iPhoneのボタンは丸く、Galaxyは(端末によって微妙に異なりますが)細長い角丸長方形です。REIは、そのiPhoneとGalaxyの間くらいの形をしています。どっちつかずな状態で、一番ダサい形をしていると思います。

REIはデザインにかなり力を入れているようで、自信もあるようで、発表当初からその「美しさ」を売りにしていました。でも私は最初3月にケースに入った状態のREIを見た時からこのホームボタンは無いな、と思っていました。(ちゃんと書いてあってすごいな、自分。)これで美しいというのは、ちょっと私には合わないなぁ、と。もちろん自身のセンスに合うのであればOKです。単に私の感性には合わないということです。

質感

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ほかの紹介を読んでも「価格の割に質感がいい」という言葉をよく見ます。うーん…価格…。価格を度外視すれば、今回のREIはメタルボディよりもガラスのほうが良かったかなと感じます。前面の処理はわりと好きなので、それを背面でも同じように統一感持たせてやってくれれば、もっと良かったと思います。もしくは前面もメタルで。「質感」として見ても、どうにも統一感がないのが気になるんですよね。

外観まとめ

外観のレビューだけで長くなりました。REIの外見については「悪くはない、でも言う程ではないしその自信はどこから来るんだ?」という評価です。パッと見はよく作ってあるけど、ホームボタンと、前面背面のバランスの悪さは「これはカッコいい」と手放しで喜べるものではないです。

操作性

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REIは、片手で操作できるようにと、いくつか工夫がされています。その結果がFREETELボタンやスワイプアップランチャーであり、実際ベゼルも細めで本体の薄さもあるので、片手操作しようと思えばできなくもありません。実際、5.2インチという画面サイズながら他の端末に比べると片手操作のしやすさがあると思います。

動き自体も悪くありません。普段からハイエンドハイスペック機種のみを使っていると気になるポイントもあるかもしれませんが、そうではない場合で、特に重い処理をさせることもなければ、普通にストレスなく動きます。普段から3Dゲームをバリバリやるぜ!という人は常にハイエンドを選んだほうが良いと思いますが、そうでないのであれば、REIで充分だと思います。

ただ、REIはこのあと書くFREETEL UIやスワイプアップランチャー、FREETELボタンなど、独自要素がいくつもあります。これらがうまくハマれば操作はしやすいのですが、普通のAndroid端末に慣れてしまっていると使いにくいと感じることもあると思います。

FREETEL UI

今回のREIのキモの1つ、FREETEL UIです。この言葉にはいくつかの機能が含まれています。まずはホームアプリとしての、FREETEL Launcherから見てみます。

1レイヤー形式

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FREETEL Launcherはドロワーのない、1レイヤーで構成されたホームアプリです。iPhoneと同じように、すべてのアプリがホーム画面に表示され、新しくインストールされたものはどんどん後ろに加えられていきます。自由な位置に並び替えることはできますが、名前順にソートと言った機能はありませんし、特定のアプリを非表示にすることもできません。(フォルダは作れるので、その中に追いやる事はできます。)

この1レイヤーという形式、たしかにすべてが画面上にあるので初心者にはわかりやすいのかもしれません。でもある程度慣れた人には使いにくいと思われるんですよね。ていうかダサいし。

ウィジェットが置きにくい

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画面長押しからのメニューでウィジェットも置けるのですが、この並びが意味不明です。名前順でもありませんし、大きさ順でもありません。同じアプリの同じサイズのものがバラけて配置されたりしてますし。そして横1列に4つずつしか表示されないので、目的のものを探すのが非常に面倒です。

そして、置いたウィジェットは大きさ変更ができるのですが、この挙動がアプリによって微妙に違います。たいていのアプリは拡大はできるものの最初の大きさから小さくすることができません。まれにできるものもあったり全く変更できないものもある、といった具合です。ちなみにウィジェットを重ねておくこともできません。

少なからず不満もあるFREETEL Launcherですが、所詮はホームアプリですので、これは自分の好きなものに変えてしまえばOKです。一応今回はなるべく素のままで、と思ったのでFREETEL Launcherを使い続けましたが、操作しやすいとは思えませんでした。アプリを探して指が迷うことがよくありました。まぁ、開発できるようになった、ということで大きな前進なので、今後に期待したいですね。(もうできるだけ多くNova Launcherをパクってくれたほうが…。)

全体的に感じるiPhoneコンプレックス

なんというか、全体的にiPhoneの真似をしたがっている感がありますよね。外観もそうですし、スワイプアップランチャーも。そしてステータスバーの時計が中央にあるのも。

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これ、なんでWi-Fiは右なのにセルの電波表示は左なんでしょうね?左右のバランスをとるため?

少しでも売るために、一番売れている端末の真似をする、それが一番無難になる、ということでiPhoneの真似をするのはまぁわかります。中華端末なんてそういうの多いですよね。
でもそれで使いにくかったりよりかっこ悪くなるところまで真似しなくてもなぁ、と思います。ちゃんとオリジナルでカッコいいという方向に行ってほしいです。

iPhoneっぽくすることでの差別化やiPhoneからの乗り換えを期待するのではなく、あくまでAndroidスマホとしてのFREETELの独自性、カッコよさを出して欲しいと願いします。

スワイプアップランチャー

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スワイプアップランチャーもFREETEL UIの中に含まれるようですが、ホームアプリに関係なく使えます。というか使わざるを得ません。

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見た目というか機能というか、iPhoneのコントロールセンターをパクったようなものです。下からスワイプすると出てくるランチャーですが、その起動位置がイマイチ掴めません。ナビゲーションバーを出していると、だいたいホームボタンから引き上げる感じでうまくいきます。

片手で操作できるように、設定変更などを下に持ってきた、という理屈はわかります。それはとても良いことだと思います。でももう少しカスタマイズできるようにして欲しかったですね。右手で操作する私にとって、設定ボタンは左端だと届かないので、ほとんど触ることのない輝度調整の手動/自動切り替えと逆が良かったです。左手で使う人には今のままが良いと思うので、変更できるというのが一番ありがたいです。

設定変更ボタンについても、スクロールで他のボタンを表示できますが、並び替えなどできるともっと良かったと思います。この辺りはソフトウェアアップデートでなんとでもなると思うので、なんとかしてほしい点です。

結局使いにくいと感じていまい、私はだんだんこれを使わなくなっていきました。普段は設定は通知領域から開いていたのですが、それも設定アイコンを探すようになりました。

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スワイプアップランチャーの一番ダメなところは、これを使うために通知領域から通知以外を取り払ってしまったことです。そして、アップデートでオンオフを選べるようになりましたが、オフにしても単に消えるだけで通知領域はそのままだったということです。スワイプアップランチャーをオフにしたら、通知領域はせめてAndroidデフォルトのように使えるようにしてほしかったです。オフにしても不便になるだけでした。これは非常に残念です。

また、横画面にしているとスワイプアップランチャーが出てこない、という問題もあります。ゲームなどで横画面のフルスクリーン表示になると、始まってからWi-Fiをオンにしたり輝度を変更したりすることが非常に面倒になります。せめて横画面でもスワイプアップランチャーを出すようにしてほしかったです。(一番の望みは普通の通知領域の復活です。)

FREETELボタン

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FREETELボタンは、1つのボタンで「タッチで戻る」「長押しでGoogle Now」「2回押しで履歴」「1回押しでホーム」「指紋認証」と5つの機能があります。これは非常に面白かったです。これに慣れてくると、久々にGalaxyを触った時につい戻るためにホームボタンをタッチしてしまいます。

右手でも左手でも同じように中央にあるという操作感の統一、という狙いもあるようです。片手操作しやすいように、とのことでしょうけど、これはいい機能だと思います。戻るボタンが中央にあるというのは意外と使いやすいです。

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また、アップデートで「長押し」「2回押し」に対して任意の操作を割り当てることができるようになりました。機能を入れ替えるだけでなくアプリの起動にも使えるのはいいですね。ただ、やはり2回押しよりは2回タップのほうが操作しやすくて良かったと思います。

FREETELボタンについては、こちらの記事でも書いていますので、よかったらご覧ください。

発熱

メタルボディだと発熱も気になる点です。放熱性が高いけどその分熱いよね、ということです。
とは言え、普通に使用している分には、端末上部の方が暖かくなるのを感じるくらいで、実際にもつ一である端末下部のほうはほとんど熱くなりません。

ただ、充電しているとかなり熱くなります。充電しながら操作するのはオススメしません。充電しながら横向きにしてゲームやるなんて、かなり熱くてダメだと思います。(端末に対する負荷がよろしくないのです。)

見た目よりも軽い

スマホにとって重さは重要です。普段持ち歩くものですし、手に持っている時間も長いですしね。その点、このREIは軽いです。136gということですが、持った時の感触は、見た目に比べ思うよりも軽いです。この点も片手操作のためにプラスに働いているところですね。

アップデート

REIはこれまで2回アップデートを行ってきました。発売から1ヶ月で2回です。大きな不具合(写真がSDカードに保存されない・LINEの通知が来ないことがある)があったことからなるべく早く、ということもあったのでしょうが、それと同時にスワイプアップランチャーやFREETELボタンにも改修を入れています。短い期間にこれらの改修ができたことは評価できますし、今後にも期待を持たせてくれます。

スワイプアップランチャーやFREETELボタンの機能はこれまでになかったものであり、ユーザーの反応も未知数でした。不満や改善点はこれからも出てくると思いますし、それらに対しての改善の意思もあるようなので、機能的にもこれからに期待したいところです。

けっきょくメインには成れなかった

この3週間ほど、なるべく使おうと思ってポケットに入れてきました。なるべく意識して使うようにしていました。操作自体に引っかかりもなく、普通に使える端末です。

しかし、それでもメインには成れなかったです。あるから使うけど、気を抜くと部屋に置き忘れていたりします。FREETELボタンとスワイプアップランチャーは、面白くはありますが「使いやすい、離れられない!」というほどではなく、他のAndroid端末も同時に使っている身としては、操作法が違うということで面倒さを感じてしまいます。その面倒さがだんだん持ち歩くのも忘れる要因になったと思います。けっきょくは、悪くはないけどメインの座を取るまではなれなかった、壁を打ち破るほどのパワーはなかった、という評価です。

もちろんこれはいくつものスマホを同時に使っている私の、特殊なパターンでのことです。スマホが初めてであったり、そろそろ新しい端末に変えたいな、新しい驚きがほしいな、という方にはいいと思います。普通のスマホに飽きてきた、という方にも。(実際私の場合でも、もはや特徴がほとんど無い端末よりずっと楽しめました。)

REIのいいところ

わりとネガティブな内容になってきた気がするので、ここでREIのいいところをまとめておきます。

  1. メタルボディはひんやりしているので触って気持ちいい
  2. 狭額なので画面サイズの割に持ちやすい
  3. 思うよりも軽い
  4. 動作に不安はない
  5. FREETELボタンのタッチで「戻る」は使いやすい
  6. 5インチ以上の端末に慣れた人なら片手操作可能
  7. ユーザーの声を聞いたアップデートが早く、今後にも期待が持てる

ここまで書いてきたことの繰り返しになりますが、思ったよりもありましたね。これらの特徴にピーンと来る人なら、REIは買っていいスマホだと思います。

今後のFREETELの動きに注目

FREETELのスマホは、これまで外観にはそれほど統一性がありませんでした。中身も似ているようで割と違っていました。REIはその中でもかなり異質です。この異質なものの中心、FREETELボタンとスワイプアップランチャー、この2つが今後どうなるのか、そこには大いに注目です。

これらの機能は異質ですが、それゆえに続けていけば囲い込みにもなります。Galaxyがホームボタンを付けてナビバーの向きが逆なのも、もはやそこから離れられない人がいます。そうなるまでFREETELが続けるのか、それともこの1台1代で終わってしまうのか。一度始めたのだから、FREETELの特徴として今後も続けるべきだとは思います。自社開発ならそれもできるはずです。ただ、それでできた製品がよっぽど使いやすくなければ、私自身はしばらくFREETEL端末を買うことはないかなぁ、と感じています。(この1年でMIYABI / KIWAMI / KATANA01 / Priori3Sと、けっこう買っている気はしますが、今後は…次の端末次第でしょうか。)

そういったことも考えると、REIという端末は、今後のFREETELにとってのターニングポイントになる端末なのではないかと思います。FREETELは1年前、FRTEEL SIMを出してMIYABI / KIWAMIを発表した時から生まれ変わったと思っています。そして今、このREIでまた新たな道を切り開こうという意志が見えます。どう転ぶかはわからないですが、注目していきたいですね。

まとめ

レビューというよりはフリーテル自体の、端末のこと以上のことを語った気もします。でも、それだけ重要な位置づけにある端末だと私は考えます。使ってみて、それが感じ取れました。私にとってはメインになれなかったですけど、ほかの人が買うのを止めることは、もちろんしません。普通に使える端末だと思います。(積極的に勧めることもないですが。)FREETELフリークな方々にとっては買うべき端末だと思いますけど、そういう人はもう買ってますよね?

なお、私は今回の貸し出しで触ってみてから自分でこの端末を買うかどうか決めようと思っていたのですが、ここまで書いたようにそれなりに不満点もあるので買わないことにしました。やはりまだプロトタイプなのかな、と思います。REIの系譜を継ぐ第2弾、第3弾に期待したいところです。ターニングポイントになる端末だとは思うので、そういった意味での記念で手に入れておくのは良いかもしれません。(そういう方向で考えると買ってしまいそうですが…。)

追記:6月27日に新色メタルレッドが発表されました。メタルレッド!これはまさに私が望んでいた色です。実機を見てからにしたいとは思いますが、今これにはかなり揺れています。

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