前面カメラが画面にめり込んだチタン筐体のベゼルレススマホEssential PH-1が米国で予約開始!

米国のEssentialが5月30日、これまでの常識をくつがえすようなデザインのスマートフォン「Essential PH-1」を発表しました。すでに同社サイトで予約受付を開始しています。Essentialは「Androidの父」とも呼ばれるAndy Rubin氏の設立した企業です。

今回発表したスマホはパッと見かなりのベゼルレスで、端末上部にある前面カメラがスクリーンに入り込んだかなり特殊な形をしています。そのほかにも、筐体にチタン素材を使い、マグネットで外部アクセサリを装着できるなど、かなり特徴を持ったスマートフォンに仕上がっています。

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ベゼルレス、そして特徴的な前面カメラ

Essential PH-1はまずそのデザインが目を引きます。アスペクト比19:10、5.71インチのディスプレイは端末の端ギリギリまで届くベゼルレスデザインです。このため5.71インチですが横幅は71.1mmしかありません。Galaxy S8の68.1mmにはかないませんが、Xperia XZの約72mm、Huawei P9の約70.9mm(どちらも5.2インチ)と同じくらいです。

そして何よりも特徴的なのは前面カメラ。なんとスクリーンのステータスバー部分を中央で割るように配置されています。これ、ステータスバーの表示はどうなるんでしょうね…?そもそもステータスバー自体もかなり太い?
もうこれはかなりの変態端末ですね。

美しく強く軽いチタン採用

Essential PH-1の筐体はチタン製です。多くのスマホはプラスチックだったりアルミニウムを使うところですが、より硬く、強く、弾力があるチタンが使われています。

硬いコンクリートの上にEssential Phoneを落とす落下実験でも、アルミニウム製のスマホは傷ついたのに対し、Essential PH-1は傷がなかったとのことです。そしてその自信は、サイト内でケースを別途販売しない、ということにも現れています。

マグネットコネクタで接続するアクセサリ

Essential PH-1の背面にはマグネット端子が搭載されています。これはワイヤレスデータ通信機能搭載の磁気コネクタで、これを使って外部アクセサリとの接続が簡単にできるようになります。

公式サイトではこの機能を持った360度カメラを端末と一緒に取り扱っています。こちらは通常199ドルですが、現在は端末にセットで+50ドルとなっています。

このほか、専用の充電ドックも用意されているようです。(こちらはまだ予約不可。)

Essential PH-1ののスペックとカラー

Essential PH-1のは現在「ブラックムーン」「ステラーグレー」「ピュアホワイト」「オーシャンデプス」の4色を予定しており、そのうち「ブラックムーン」と「ピュアホワイト」が予約開始されています。…とは言っても、現在は米国のみとなっています。

ただ、サイト自体は英語以外にもフランス語、中国語、ドイツ語、そして日本語が用意されているので、これらの国で発売される可能性も十分期待できるのではないでしょうか。日本での発売が待ち遠しいです。
その他、主なスペックは以下のとおりです。

Model Name Essential PH-1
OS Android 7.1.1
CPU Qualcomm Snapdragon 835
Kryo 280 Octa-core (2.45GHz Quad + 1.9GHz Quad), 64 bit, 10nm processor
RAM 4GB
ストレージ 128GB UFS 2.1
外部メモリ なし
ディスプレイ 5.71インチ(円弧角を含む) 2560 x 1312 (19:10, QHD)
カメラ 背面:1300万画素 前面:800万画素
バッテリー 3040mAh
サイズ 約141.5 × 71.1 × 7.8 mm
重量 185g 未満
ネットワーク UMTS/HSPA+: 1, 2, 4, 5 6, 8
GSM: 850, 900, 1800, 1900 MHz
CDMA EV-DO Rev. A: 0, 1, 10
FDD-LTE: 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 66
TDD-LTE: 38, 39, 40, 41, 42, 43
TD-SCDMA: 34, 39

対応バンドは豊富ですが、豊富なだけにB19に未対応なのが惜しいですね。また重量が185gというと、それなりにズッシリ感じる重さです。

日本での発売に期待

予約ページはありますが、これはUSオンリーになっています。端末単体で699ドル、360度カメラをセットにすると749ドルです。
日本語ページはあるものの、日本での発売は未定です。スペック的にも良さそうですし、いろいろと変態要素もあるスマホなので、ぜひとも手に入れたいところです。

参考情報

  • Essential Products | My Phone is Essential
  • Essential Products | My PhoneはEssentialです。(日本語ページ)
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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