FUJI Wifi:誰にでもオススメできるわけではないけど、大容量使う人の選択肢としては十分「アリ」

2月の中旬に、FUJI Wifiを契約して半月ほど使ってみました。データ専用ながら20GBを月額1,480円で利用できるというこのSIMについて、実際の速度や20GB使ったあとにどうなるのか、試してみた結果を書いていきます。

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FUJI Wifiについて

FUJI Wifiはソフトバンクのメイン回線を使った再販系のSIMです。データ専用ですが、20GB・50GB・100GB・200GBという超大容量を低価格で利用できます。大きな特徴は以下の通り。

  • 大容量かつ最安級の格安料金プラン!
  • ソフトバンクのメイン回線利用で快速!
  • 契約期間の縛りなし!
  • 1日あたりの通信制限無し!

そしてFUJI Wifiは2月1日から4月30日まで「新生活応援キャンペーン2020」を開催しています。通常の料金も安いのですが、申込時にクーポン「NEWLIFE2020」を入力することで今後ずっと500円引きになります。

SIM200ギガプラン
3,480円
2,980
SIM100ギガプラン
2,980円
2,480
SIM50ギガプラン
2,480円
1,980
SIM20ギガプラン
1,980円
1,480

一応この料金、キャンペーン終了後でも1年間先払いの場合での月額料金と同じになります。キャンペーンのうちに申し込めば月払いでこの価格なのでお得だと思いますけど。

契約してから実際に使い始めるまではこちらの記事をご覧ください。

FUJI Wifiの速度

使い始めた時の記事にもあるのですが、24時間、20分おきに速度測定してみました。

これは平日の17:10から20分おきに24時間スピードテストしたときのものです。アプリは『SpeedCheck』を利用しています。

一応、昼や夕方以降はそれなりに遅くなっていますが、基本的に速く、10Mbpsを切ることはありませんでした。

休日(土曜昼から日曜昼)に測定したときは、以下の通り。

全体的に鈍ってる気はしますが、遅いというほどには落ちていません。
一般的な「格安SIM」と比べると遥かに速いです。さすがソフトバンクのメイン回線を使ってるだけはありますね。

20GB使ったあとの速度

FUJI Wifiのデータ容量は20GBからですが、マイページなどでも実際に使ったデータ量は確認できません。自分のスマホで確認します。普通の格安SIMでは、この端末での表示とマイページ側での数値と異なってる事が多いのですが、FUJI Wifiではそれを確認そることすらできません。

とりあえず、月末になんとか20GBを使い切ってみました。めっちゃスピードテストしました。YouTubeも流しました。そんな状態でスピードテストを何度かやってみました。

結果は、Speedtest.netでも5Gmarkでも、(アップロードの方はなかなか下がってますが)ダウンロード速度はそれほど変わっていませんでした。最終的に21GBほど使用しましたが、最後までそんなものでした。

以前、別の再販系の人に聞いた話ですが、どうもそちらでは「超過したらすぐに制限する」といったことはコントロールできず、あくまで「超えたら元の回線の方で制限がかかる”可能性がある”」ということでした。「可能性がある」便利な言葉ですよね。

なので、FUJI Wifiについても、規定のデータ容量は目安のようなものであり、それを超えても速度制限にならないこともある、と考えていいでしょう。まぁユーザーにとっては嬉しいことですよね。アテにしてはいけないと思いますけど。

FUJI Wifiで気をつけるポイント

速度も速くて価格も安い、FUJI Wifiはかなりお得なSIMです。ですがそれもちゃんと「わかって使ってこそ」です。デメリットというか、気をつけるべき点もあります。

  • 音声通話は使えないデータ専用のSIM
  • SMSも使えない
  • ソフトバンク回線のみ
  • iPhoneや一部のAndroid機でテザリングできず
  • 初月は「安心サポート」必須

音声通話が使えないので、メインのデータ回線として使うとしてもスマホの2台持ちにするか2枚のSIMが使えるDSDV機を利用することになります。そういったことから、あまり知識のない状態で契約するのはオススメしません。

テザリングについては、使用不可なAndroid端末は「一部」となっていますがPixel 3 / Pixel 3a / Pixel 4ではできませんでした。他のスマホでは普通にテザリングできてるという記事もほかで見かけるので、手元の端末で調べてまた別記事にしたいと思います。

逆にオススメできるのは以下のような人です。

  • 通話用と分けてデータ通信用のスマホを用意できる人
  • SIMが2枚はいるDSDV端末を持ってる人
  • 20GB以上の大容量データ通信を毎月する人
  • 格安SIMもサブブランドも飽きた人

これらに当てはまれば、なかなかいい選択肢だと思います。

まとめ:万人向けではないけど強力な選択肢

再販系SIMは(速度など)ほとんど内容的には同じようなものなので、けっきょくは契約のしやすさ、わかりやすさ、価格で選んでいいんじゃないかと思ってます。

その点FUJI Wifiは公式サイトも比較的わかりやすく、価格も最安値クラスです。キャンペーン期間は4月末までで、期間内に契約すればキャンペーン終了後もその価格で利用し続けられるので、今がお得です。

数年前に比べてわかりやすくなってきた普通の格安SIMとは違って、もう少し知識が必要になるのが再販SIMです。なので万人にオススメとは言えないのですが、ちょっとわかってる人には、一度試してみる価値はあると思います。キャンペーン期間中は初期費用も無料ですしね。

ぜひ自分の手で試してみてください。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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