Android 1.5 CupcakeからAndroid 9 Pieまで、Androidとドロイド君のこれまで

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Android 9 が正式リリースされました。Androidの各バージョンには開発コードネームとしてお菓子の名前が付けられています。Android 9のコードネームはPie(パイ)です。

これはAndroid 1.5 Cupcakeのときから付けられているもので、頭文字がアルファベット順にCから付けられています。それとともにAndroidのマスコットキャラ「ドロイド君」(これも正式名称はBugdroidというらしいですが)も、そのお菓子に扮した姿を見せてきました。

今回はそんなドロイド君の姿を1つ1つ振り返ってみます。

ドロイド君(Bugdroid)基本形

まずはごくごく普通の基本形となるドロイド君です。昔は画像データが配布されていたのですが、今はそのページもなくなっています。

Android 1.5 Cupcake

Android 1.5はCupcake(カップケーキ)でした。実はこれの前に1.0、1.1という2つのバージョンが有るのですが、その2つには(少なくとも公開されたものは)名前がついていません。しかし3つ目のバージョンということでCから始まる名前がつけられています。

この頃から既にホーム画面へのウィジェット配置などはありました。

日本だとHT-03Aがこれを搭載していました。日本初の(?)Androidスマホということで私もコレクション的に持っています。

Android 1.6 Donut

Android 1.6はDonut(ドーナツ)です。

音声検索機能などが追加されています。Xperia SO-01Bなんかも発売時はAndroid 1.6でしたね。私が最初に触れたAndroidでもあります。

Android 2.0 Eclair

Android 2.0-2.1はEclair(エクレア)です。パッと見では読めない人もいそうですが、そのエクレアです。

ここで初めて動く壁紙「ライブ壁紙」が登場します。2009年10月です。Xperia SO-01Bも公式にはこのAndroid 2.1までバージョンアップされました。

Android 2.2 Froyo

Android 2.2はFroyo(フロヨ)です。馴染みないかもしれませんが、Frozen Yogurt(フローズンヨーグルト)の通称・略称です。

テザリングやAdobe Flashに対応するようになりました。このあたりで日本でもそれなりにAndroidスマホが出ていますが、個人的には印象が薄いですね。記憶から消したいとかそういうんじゃないですよ?

Android 2.3 Gingerbread

Android 2.3はGingerbread(ジンジャーブレッド)です。GBと略されることもあります。生姜を使った洋菓子のジンジャーブレッドのことですが、子供の形に焼き上げられたジンジャークッキー、ジンジャーブレッドマンがドロイド君になっています。

NFC、回転加速度・単方向加速度の検出、重力・気圧センサー、ジャイロスコープに対応しているほか、UIも少し変わっています。また、この2.3からイースターエッグ(設定のAndroidバージョンを連打すると出てくる画面やミニゲーム)が登場します。

これは多くのマイナーバージョンがあり、2.3から2.3.7まであります。かなり多くの端末が出たのか、OSバージョンシェアでも長い間しぶとく残り続けました。

Android 3.0-3.2 Honeycomb

Android 3.0-3.2はHoneycomb(ハニカム)です。これは蜂の巣をイメージしたオーストラリアやイギリスなどで知られている砂糖菓子が由来となっています。

このAndroid 3.xはタブレット用のAndroidとして発表されました。当初は3系がタブレット、2系がスマートフォンと分けて開発されていくという話だったのですが…。

個人的には唯一触ったこともないAndroidバージョンになります。今から手に入れるのもなかなか難しいかと。Xperia Tabletの前のSony Tabletがおそらく搭載しているはずです。

Android 4.0 Ice Cream Sandwich

Android 4.0はIce Cream Sandwich(アイスクリームサンドイッチ)です。長いのでよくICSと省略されます。

2系のスマートフォンと3系のタブレットを統合するバージョンとして出ました。UIが大きく変わり、顔認証でロック解除するフェイスアンロックやAndroid Beamもここでの登場です。2011年10月です。スクリーンショットをスマホ単体で撮影可能になったのもAndroid 4.0からです。
日本では2.3から4.0へのOSアップデートができずに打ち切られるものも多かったです。

このときのGoogleのリファレンス機であるNexusはSamsungが担当しており、そのGalaxy Nexusは日本でも発売されました。が、その後バラマキのように大量に安売りされていたのも印象的です。

Android 4.1-4.3 Jelly Bean

Android 4.1-4.3はJelly Bean(ジェリービーン)です。マイナーバージョンアップではありますが、Android 4.0で加えられた機能を改善したり、ウィジェットがサイズ変更可能になるなどいろいろ細かく良くなっています。
ビルド番号を7回タップすると開発者向けオプションが出てくるのも4.2からです。

4.2は国内でも多くの端末が出ており、シェアも大きかったですが、4.3はその期間も短かったためか、わりと珍しい部類に入ります。(4.2で打ち止めのものは多く、4.3で発売されたものは4.4へとアップデートされたので。)

またHeartbleedという問題が出てスマホのセキュリティに関心が集まったときでもあります。

Android 4.4 Kitkat

Android 4.4はKitkat(キットカット)です。ネスレのあのKitKatです。ちゃんとブランド名の使用許可も取ってあります。実際の特定企業のお菓子名がそのままということで話題になりました。ネスレとコラボして、国内でもKitKatの袋に付いている応募券でNexus 7が当たるキャンペーンが行われていました。

発表前はAndroid 5.0 Key Lime Pie(キーライムパイ)という噂も流れていたのですが、あまり馴染みのないお菓子ということでKitKatに変更になったようです。

Android 4.4から画面の録画ができるようになりました。

Android 5.0-5.1 Lollipop

Android 5.0-5.1はLollipop(ロリポップ)です。棒付きキャンディーです。なにより、ドロイド君に指が生えたのが衝撃です。

この頃になると次のお菓子の名前は何かというのが1つの大きな話題となっており、それを楽しむようなGoogleの動画もありました。(今は削除済み)

Android 5.0ではマテリアルデザインとなり、UIが大きく変わりました。Smart Lock機能もここからです。

個人的には「2.3まで」「4.x」「5.0以降」というので(UIデザインが大きく変わるので)大きく分けられるような気がします。中の技術だとかではなく見た目だけですが。

Nexus 6が最初からAndroid 5.0搭載機種として発売されました。また、日本で格安なSIMフリースマホが多く出始めたのもAndroid 5.0の頃からです。

Android 6.0 Marshmallow

Android 6.0はMarshmallow(マシュマロ)です。名前はわかりやすいですが英語で書けるかというと自信がなくなってきます。

Now on TapやDo Not Disturb、システムUI調整ツールなど、ここでももちろん色々あるのですが、個人的にはなんとなく印象が薄いバージョンです。(それだけAndroid 5.0でのデザイン変更が衝撃だったということです。)

ドロイド君の指はいつの間にか引っ込んでいました。

日本だとNexus 6PやNexus 5Xが当初から搭載していました。

Android 7.0-7.1 Nougat

Android 7.0-7.1はNougat(ヌガー)です。またまた日本人にはあまり馴染みのない&読みにくい名前です。私は今でも「ノウガット」と読んでしまいます。ヌガーは、一番馴染みのあるもので言えばスニッカーズのようなものというかヌガーにキャラメルを絡ませたものがスニッカーズです。

マルチウィンドウ機能がサポートされたほか、通知領域の1段目にクイック設定パネルが表示されるようになりました。

Android 8.0-8.1 Oreo

Android 8.0-8.1はOreo(オレオ)です。ナビスコのオレオです。KitKatに続いての商品名がコードネームになったパターンです。

ピクチャー・イン・ピクチャーやスマートテキスト選択などの機能が追加されています。Pixelなど一部の端末ではナビゲーションバーのアイコンも中が塗りつぶされたデザインになっています。

LollipopからNougatまで、ドロイド君が該当のお菓子を持っているというだけの画像だったのが、再び体を張るようになりました。

Android 9 Pie

そして最新のAndroid 9はPie(パイ)です。かつてはKey Lime Pieのような物もありましたが、単純なPieです。かなりシンプルですね。

ここで再びナビゲーションバーのデザインが一新され、操作方法も変わってきます。(元のナビゲーションバーも選択できます。)また、バージョン番号が9.0ではなく小数点のない9となっています。一部9.0と表記される場面も無くはないのですが、基本的には小数点なしです。今後もそうなるのかもしれませんね。

そしてOreoで体を張ったとおもったドロイド君が、再び食べ物を持つだけになりました。

まとめ

というわけで、コードネームをまとめてみると以下のようになります。

Android 1.0 なし
Android 1.1 なし
Android 1.5 Cupcake
Android 1.6 Donut
Android 2.0/2.1 Eclair
Android 2.2 Froyo
Android 2.3 Gingerbread
Android 3.0/3.1/3.2 Honeycomb
Android 4.0 Ice Cream Sandwich
Android 4.1/4.2/4.3 Jelly Bean
Android 4.4 KitKat
Android 5.0/5.1 Lollipop
Android 6.0 Marshmallow
Android 7.0/7.1 Nougat
Android 8.0/8.1 Oreo
Android 9 Pie

いやぁ、思えばAndroidもドロイド君も、ここまでいろいろありましたね。実はAndroid 1.0のリリースは2008年9月23日なので、そろそろちょうど10年になるんですよね。個人的にはドロイド君がだんだん体を張らなくなっているのが寂しくあります。

さぁ、次はどんなドロイド君が見られるんでしょうか。Android 9が出たばかりですが、期待してしまいます。