HTC NIPPON、VR空間を動き回れるモバイルVR端末「LINK」を発表! ソフトバンクから発売

HTC NIPPONは5月25日、スマートフォンと接続してVR空間を動き回れるモバイルVR端末「LINK」を発表しました。VR空間内で動き回れる(6DoF対応)VR端末としては同社のVIVEがありますが、LINKはスマホとUSB Type-Cで接続して使うことができます。
現在のところ対応機種はHTC U11のみとなっており、HTC U11と同様に、通信キャリアを通じての販売(アクセサリとしての販売)となります。現在はソフトバンクが7月下旬以降に発売と発表しています。

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モバイルVRで6DoF対応

LINKはVIVE等と同様に6DoF対応でVR空間内を自由に動き回ることができます。スマホと本体をUSB Type-Cで接続して利用しますが、ディスプレイはLINK自体に約3.6インチ(1080 x 1200 ピクセル、 90Hz リフレッシュレート)のアモレット液晶が2つ搭載されており、スマホのものを使うわけではありません。VIVEでのPCの役割をスマホを担うというわけです。

LINKはヘッドマウントディスプレイのほか、それに装着するHMD用LEDマーカー、6DoFコントローラ、それらを認識するためのステレオカメラなどで構成されます。

従来のスマホ用VRは、ほぼ「その場で見る」ことが全てでした。しかしこのLINKの登場により、スマホでもVR空間内を動き回れる、より没入感の高い体験を楽しめるようになります。コンテンツ自体はまだ多く用意されているわけではありませんが、HTCがこれまで「VIVE」で培ってきた豊富なラインナップを順次「LINK」に向けて展開予定とのことです。

LINK 製品スペック 

ヘッドマウンドディスプレイサイズ 約197.69mm(幅) x 116.61mm(高さ) x 167.33 mm(奥行)
ヘッドマウントディスプレイ重量 554g(暫定値)*USB(Type-C)Yケーブル含む
視野角 約110度
ヘッドマウントディスプレイ搭載バッテリー 約2,800mAh
ディスプレイ 約3.6インチ アモレット液晶 X 2
(各1080 x 1200 ピクセル、 90Hz リフレッシュレート)
外部接続 USB(Type-C) Yケーブル、3.5mm オーディオジャック
同梱品 ステレオカメラ 1台
6DoFコントローラ 2台
HMD用LEDマーカー 1台
コントローラ用ストラップ 2本
アルカリ単4電池 4本
イヤホン 1台
対応機種 HTC U11

攻殻機動隊ARISEとタイアップ

さらに、LINKは攻殻機動隊ARISEとのタイアップを行います。殻機動隊が描く電脳化・義体化・電脳空間など、近未来を精緻に表現した世界観とHTCのLINKの高い親和性からの実現となります。今後、HTC U11、LINKの発売に合わせてコラボコンテンツも順次展開されていきます。

また、「攻殻機動隊 ARISE」とコラボレーションした「HTC U11」特設ウェブページを5月25日21時より公開、「HTC U11×攻殻機動隊 ARISE」ティザー動画を、6月から公開する予定となっています。こちらも楽しみですね。

参考情報

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1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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