OPPO Pad Air レビュー:10.3インチがちょうどいい、無難でいいタブレット

オウガ・ジャパン様より、「OPPO Pad Air」をひと足お先にお借りしました。前回のファーストインプレッションに引き続き、今回は全体的なOPPO Pad Airのレビューをお届けします。

OPPO Pad Airの主なスペックとして、10.3インチの2K(2000×1200)の画面にクアッドスピーカー、SoCにSnapdragon 680、実装メモリを4GB搭載します。ストレージから最大3GBまでの仮想メモリとして拡張できるので、カタログスペックよりも高い性能を期待できます。ストレージは64GBです。

OPPO Pad Airのいいところ
  • 取り回しやすい10.3インチのサイズ感
  • 背面のグラデーションが独特
  • フローティングや画面分割表示に対応
OPPO Pad Airの悪いところ
  • 重い動作は厳しい

10.3インチ、デカそうだけどそうでもない、小さくもないサイズ感

OPPO Pad Airの画面サイズは10.3インチです。数字を見ると大きそうに感じますが、そうでもなく、かといって小さいといった印象もありません。ちょうどいいサイズ感です。用途にもよりますが、ブラウザや動画を見るといった使い方であれば大きな不満を感じるサイズではないでしょう。

OPPO Pad Airは画面占有率が83.5%あり、動画も快適に視聴できます。画面解像度は2000 x 1200でアスペクト比(縦横比)は15:9です。

画像はXiaomi Pad 5

タブレットによっては、画面のアスペクト比と表示コンテンツのアスペクト比の関係から、動画の上下に黒帯が結構表示されて地味に気になります。

しかし、OPPO Pad Airは黒帯の幅が8mmと狭く、没入感があります。個人的に黒帯が広いと萎えるので、ここは嬉しいポイントです。動画視聴用として使う層を狙ってそうですし、「わかっているな」といったところでしょうか。

Widevine L1にも対応しており、NetflixやアマゾンプライムビデオをHD画質で楽しめます。

OPPO Glowが独創的でおもしろい

背面はOPPOの独自加工「OPPO Glow」が採用され、キラキラ輝きながらマットな質感は指紋がつきにくくなっています。左側は砂丘をイメージしたというデザインに切り替わり、光が当たるとラインが浮かび上がります。光の当たり加減で色が変わるものはよく見かけますが、このタイプは初めてみました。

インカメラは右端に配置されていて、横向きでの使用を想定しているのでしょうか?筆者は縦画面派ではありますが、どうせなら意図に従ってみようと横向きで使ってみました。

クアッドスピーカー採用で音質も悪くはない

OPPO Pad Airは左右対称に4つのスピーカー(クアッドスピーカー)を搭載しており、音質も良好。動画を見るぶんにはこれで事足ります。

ColorOS:使いやすくていいんじゃない?

ColorOSは使いにくかった記憶があったのですが、改めて使ってみると普通に使いやすいです。中華系のOSは独自カスタムが施されていて、慣れないうちは使いにくいと思う人も多いでしょう。ところがColorOSは想像以上にシンプルで、設定項目もわかりやすいです。

一部のAndroid端末にも似たような機能が搭載されていますが、スマートサイドバーと呼ばれる機能が便利です。ここからアプリをスワイプして分割表示をしたり、フローティングウィンドウにして表示できます。

筆者は他の端末でもこの機能をよく使っています。OPPO Pad Airにも搭載されているのは嬉しいポイントです。

横画面での使用に最適化されているナビゲーションバー

ナビゲーションボタンを画面の左側に寄せて表示できます。Galaxy Z Foldシリーズでは右端にナビゲーションボタンが配置されていますが、そういえばタブレット端末ではあまり見かけない配置ですよね。

左下から右下配置に変更も可能です。

画面分割やフローティング機能が便利

定番機能になりつつある画面分割やフローティング機能が便利です。片方で製品価格を複数みながら、電卓で合計金額を計算するといった使い方や、動画をみながらSNSもできたりします。

フローティング機能はTwitterやInstagramのTLを表示しておいたり、To-doを配置して計画を微調整したりと、様々な使い方ができます。筆者は、Androidタブレットはこの機能があってこそだと考えているため、しっかりと実装されているのは高評価です。

仮想メモリで最大3GBまでメモリを増設可能

仮想メモリ機能にも対応し、1GB、2GB、3GBから選択して増設できます。ハード上の実装メモリは4GBと少なめではあるものの、ソフトウェア上から補えるのは利点。コストの制約があるなかで、ソフト側で補うのやり方は高評価です。筆者の思惑として、低価格帯の製品は何かを犠牲にする必要があり、仮想メモリをはじめとした「ハードに依存しない方法」でスペックを向上する風潮が高まりを期待しています。

MicroSDカードに対応

MicroSDカードにも対応しています。スマホを含め、モバイル端末のMicroSDカード非対応化が進んでいく中でMicroSDカードに対応するのは英断です。とくに、ミドル帯のタブレットはハードウェアスペックをどこか削らなければいけません。そういった風潮に逆らうかのようにMicroSDカードに対応するのは「やるじゃん」といったところで、少ないストレージをMicroSDカードでカバーできます。

どれほどのユーザーが恩恵を受けるのかは未知数です。しかし、競合他社がMicroSDカードに対応する可能性を考慮すれば、この姿勢を継続するべきだと思います。古風な国産メーカーのタブレットは採用していても、海外メーカーのタブレットは非対応の物が結構あり、国内の海外メーカー市場に火を起こすのは難しい。しかし、OPPOが屹然とMicroSDカード対応を貫くのであれば、他社ふくめ今よりも安価に販売が実現するかもしれません。OPPOはFeliCa搭載の日本向け端末を積極的に販売したりと、とりわけ日本市場を重視しています。今後の発展も兼ねて、個人的に期待したいポイントです。

取り回し良好

OPPO Pad Airのサイズは約400gと軽く、取り回しも良好です。小さめのカバンでもスッと入りますし、家の中でも持ち運びやすいと思います。

リュックサックの中に907gのノートPCとOPPO Pad Airを入れても軽い軽い。OPPO Pad Airは同じようなサイズのタブレットの中でも特段軽いわけではありませんが、それでも重さはあまり感じません。

7200mAhバッテリーとSnapdragon 680のコンビでほぼ3日間充電いらず

使い方にもよりますが、動画を2時間、軽いブラウジングを1時間ほどする使い方では3日間充電しなくても大丈夫でした。執筆時点での残量が20%で、ヘビーな使い方をしない限りはあと1日は持つ…かな。

カメラ性能

タブレット端末についているカメラは「おまけ」と言っていいほどの質がほとんどです。OPPO Pad Airも例に漏れません。記録用としてならいいと思います。

ベンチマーク結果

『3D Mark』『Geekbench5』にてベンチマークを測定しました。結果は以下の通りです。


3D MarkのWILD LIFE STRESS TESTのBestが449点、Lowestが441点、Geekbench5のSingleが380点、Multiが1599点でした。Snapdragon 680なので、このくらいの性能ですね。

総評:ライトユーザー向けで無難なタブレット

短い試用期間でしたが、OPPO Pad Airは「ライトユーザー向けの無難なタブレット」といった印象です。3Dゲームをガッツリ遊んだり、創作活動には物足りなさを感じるかもしれませんが、動画や写真を見たり、ブラウザやSNSを軽くするような軽い用途であれば十分ですし、おすすめできます。

しかし、原神やMinecraftのような3Dゲームをガッツリと遊ぶ予定があれば、正直いってOPPO Pad Airはオススメできません。多少高くなっても他のタブレットを購入したほうがいいです。実際に原神を軽くプレイしてみましたが、かなりモッサリしています。プレイはできても、動作面でストレスは感じそうですね。ただ、Minecraftはまだ動くかな…?といったところ。

総評として、OPPO Pad Airはライトな使い方であればオススメなタブレットです。最近だとゲームが1つの基準になってきそうですね。

OS ColorOS 12 based on Android 12
CPU Snapdragon 680
RAM 4GB
ストレージ 64GB
外部メモリ microSDXC (最大512GBまで)
ディスプレイ 10.3インチ 2000 x 1200 (15:9)
リフレッシュレート最大60Hz、タッチサンプリングレート最大120Hz
メインカメラ 約800万画素(F値:2.0)
フロントカメラ 約500万画素(F値:2.2)
バッテリー 7100mAh 18W急速充電
サイズ 約245.1 × 154.8 × 6.9 mm
重量 約440g
生体認証 顔認証
その他 クアッドステレオスピーカー
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CloNis

自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 3を愛用中。スマートウォッチはXiaomi Smart Band7、一眼レフはSIGMA fp Lというコンパクトな装備に落ち着いています。

最近はフォルダブル端末沼に…

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