INNOCN M2U 27インチ4Kモニターレビュー:6万円台でHDR1000、ミニLED、Adobe RGB 99%の驚異

INNOCNより27インチ4Kモニター「M2U」をレビュー用に提供していただきました。パネルにミニLEDを採用し、DCI-P3とAdobe RGBをともに99%カバーする色域、自動照度調整、DisplayHDR 1000に対応が主な特徴です。

2022年9月3日時点のAmazonでの価格は69,800円ですが、商品ページに6,000円オフのクーポンがあります。これにさらにカート画面で使える以下の割引コードを使うとさらに6,000円引きとなります。最終価格は57,800円。期間限定なのでお早めにご利用ください。

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外観/付属品

シルバーを貴重としたデザインは現代的でスタイリッシュです。画面の反射を抑える「非光沢タイプ」で映り込みを防いでくれます。

入力端子はHDMI×2、DisplayPort、USB Type-Cです。

また、背面にLEDが搭載されています。赤や青、白など様々なカラーに変更すると「ゲーミング感」がでます。消灯もできるためピカピカが鬱陶しい!という方にも安心です。 

モニターの高さ調整も可能で、目や肩の疲れ具合を軽減できます。

回転させて縦向きにもできます。

付属品は電源ケーブル、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、Type-Cケーブル、スタンドにマニュアルです。

また、M2Uは工場出荷時に1つ1つキャリブレーションを行っています。ただ量産して出荷ではなく、検品を行い、証明書まで付属しているのには驚きです。

設定画面少々特殊

書くか悩んだのですが、設定画面が少々使いにくい。階層分けがよくわからなく、通常なら発色の項目にあるはずのものが他のところにあります。このあたりは「慣れ」ですけどね。少なくとも、致命的ではないです。

画面めっちゃキレイ、ただしテキストサイズの調整は必須

Galaxy Z Fold3のSamsung DeXを用いて表示してみました。筆者は多くのディスプレイを体験しているわけではありませんが、PC向けモニターの中ではかなりキレイに感じます。4Kだからではなく、ミニLEDなのが効いているみたいです。

Samsung DeXは4K解像度(3840×2160)の出力に非対応で、WQHD(2560×1440)までしか対応していません。それでも情報量が多く、複数のタブを表示できて、ソシャゲの周回を並列で行えます。

動画を見ながらゲームもできますが、4Kの解像度をフルで活かすにはPCが必要です。そんなわけでPCと接続してみました。

すると、発色などの第一印象は変わりませんが、より細やかになりました。

ただし、27インチディスプレイで4K解像度だと文字やアイコンが小さく、この状態での常用は厳しいところ。

Windowsのディスプレイ設定から拡大表示を100%→150%にすれば使い勝手はよくなります。作用領域が減るので筆者は好みではないのですが、コンテンツの消費がメインであれば問題ないと思います。

一応、文字の拡大率を変更できるソフトは調整すれば大丈夫です。筆者はブラウザや一部アプリの拡大率を150%にして使用しています。これなら作業スペースも損ないません。ただ、ディスプレイの拡大率を変更しないと大きくならないエクスプローラーは特に使いにくいです。

つい実用的な方向に目が向いてしまうので、筆者が撮影した猫の4K動画を視聴しました。この猫は、花ちゃん。友人の推し猫?で彼が待ち受けにしているほどです。MOCHA 池袋西口店にいけば会えます。ちなみに筆者はうさぎ派です。

視聴した感想ですが、4Kなだけあって、映像の繊細さが違います。理論上はフルHDの4倍になるため、そりゃ当然といえばそうなのですが、実際にみるとやっぱり違いますね。

DisplayHDR 1000は「スゴい」のか?HDR対応動画を視聴する

先ほどの動画はHDRに非対応ということで、YouTubeにあるHDR動画をいくつか見ました。細かい理屈を抜きにすると、DisplayHDR 1000(以下、HDR1000)はHDR規格でも高水準であり、非常に明るく、キラキラと映ります。

HDR動画自体は数年前からスマートフォンで見ており、キラキラとしてキレイですごい!といった感想でしたが、4K/HDR/27インチの三拍子でみるとやっぱり感動が違います。

上には上があるんでしょうけど、スマートフォンの小さな画面から、このザイズに変えるとインパクトが大きい。ただ、暗い部屋でHDRを効かせて見ると目が痛くなってきます。HDRディスプレイを導入したことが無い方は要注意ポイントです。

高い色域カバー率

M2UはsRGBカバー率が100%、Adobe RGBのカバー率が99%、DCI-P3のカバー率が99%と極めて高く、一般的なモニターでは再現できない色を再現できます。安価なモニターではsRGBのみに対応が多いですが、M2UではAdobe RGBに対応するので、より広い色域で画面を表示可能です。

自動照度調整センサー搭載

周囲の明るさに合わせて画面の照度を調整するセンサーも搭載しています。1日の中で明るさが変わる筆者のような環境だと助かる機能です。

総評 – 使い勝手もいいが、ミニLEDとHDR1000は強い

実際にしばらく使ってみたところ、もちろん有機ELほどではありませんが、液晶ディスプレイの中では画質(発色)がいいです。一般的な液晶ディスプレイと比較して、黒が引き締まって見えます。これはミニLEDの影響だと推測しますが、筆者が今まで使用してきた1万~3万のディスプレイと雲泥の差で驚いたところです。

また、Type-C端子があるのはいいポイントです。筆者はデスクトップPC以外に、ノートPCを使用しています。ノートPCにはHDMI端子がないため、外部モニターを使う場合にはType-Cで接続しなければいけません。

HDMI/DisplayPortはPCやゲーム機などの接続がメインで、Type-Cはモバイル機器の接続、どちらにも対応するのは助かります。

それはそうと、HDRを有効化して動画を見ると感動します。作業領域が云々と評されている一方で、解像度は高いけど「画質(発色)がいい」といった4Kモニターの話はあまり見かけず、展示品をみた筆者も「あぁ、作業領域が広そうだな」程度の認識を持っていました。

しかし、作業領域が広いよりも実際に使用すると「HDR1000」の鮮明さに驚愕。筆者の中では「プロ向けやハイエンドを除き、PC向け液晶モニターに大きな進歩はなく、細かい設定項目が追加されるだけで停滞している」と思っていましたが、その固定観念を見事に覆されました。

正直、4Kで作業領域が増えたり、ネイティブで4K動画を見られることよりも「HDR1000」の圧倒的な画質に感動します。もしも作業領域が欲しいのであれば、他の製品を買ったほうが幸せになれます。しかし、安価で発色的な画質を追求するのなら「M2U」一択です。HDR動画を見ると世界が変わりますよ!!!

2022年9月3日時点のAmazonでの価格は69,800円ですが、商品ページに6,000円オフのクーポンがあります。これにさらにカート画面で使える以下の割引コードを使うとさらに6,000円引きとなります。最終価格は57,800円。期間限定なのでお早めにご利用ください。

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。

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