EDIFIER NeoBuds Pro ホワイト レビュー:シルバー×ホワイトが美しい、LDAC対応のハイレゾワイヤレス!

EDIFIERさんから、EDIFIER NeoBuds Proをレビュー用に提供していただきました。EDIFIER NeoBuds Pro自体は既にリリースされていますが、今回のものは装いも新たになった新色、ホワイトモデルです。

通常価格は13,999円ですが、3,350円オフになるクーポンをいただきました。10,449円で購入できます。先着200個限定となっていますのでお早めに。

クーポンコード:PROWHITE1
期間:2022年4月22日~4月26日

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

EDIFIER NeoBuds Proのスペック

接続方式 Bluetooth 5.0
対応コーデック SBC, AAC, LHDC, LDAC
最大再生時間(ノイキャンON時) 約5時間(イヤホンのみ)+約15時間(充電ケース併用)
最大再生時間(ノイキャンOFF時) 約6時間(イヤホンのみ)+約18時間(充電ケース)
防水防塵性能 IP54
重量 約7.5g(イヤホン片側)、約43.0g(充電ケースのみ)、約58.0g(充電ケース+両イヤホン)
カラー ブラック、ホワイト

パッケージ、内容品



パッケージはシルバーを基調としていて、ツルツルとした質感。表はNeoBuds Proの部分が浮き上がった加工がされていて、Hi-Res Audio Wirelessの文字が、ハイレゾ対応と日本オーディオ協会に認められたことを物語っています(NeoBuds ProはCES 2022 Innovation Awardも受賞しています。)

去年クラウドファンディングのリターンとして送付されたものほど仰々しいパッケージではありませんが、十二分に高級感のあるものになっています。ここからテンションが上がりますね。

横にスライドして箱を取り出すと、マグネットで閉じられた、これまた高級感のある箱がお目見え。


開けると三角錐のスポンジがNeoBuds Proを守っています。なかなか、こんな三角錐のスポンジが付けられたパッケージに遭遇することはありません。

この下に、説明書などの紙類や、充電ケーブルなどが収められています。いちいち布の取手やスポンジが付けられていて、高級感を演出しています。

内容物一覧です。イヤホン本体と充電ケース、イヤーピースがサイズ違いで6種類(既に付いているものを含めると7つ)、マニュアル、ポーチ、アフターセールスカード、安全上の注意事項、乾燥剤が入っています。


説明書や安全上の注意事項には日本語もあります。ただ量としてはそれほどありません。


アフターセールスカード1つとってもさり気なく洒落ていますし、ポーチが付属するのは豪華といえます。ポーチの内側は裏起毛です。

イヤホン本体・充電ケース

イヤホン本体


イヤホン本体です。形状は一般的なTWSという感じで、白とシルバーが組み合わされていてカッコいいです。個人的にはブラックよりホワイトのほうが好みですね。

充電ケース


充電ケースも白とシルバーで構成されています。ブラックモデルではライトが赤でしたが、ホワイトモデルでは白いライトに変更されています。

充電はUSB Type-Cポートで行い、ワイヤレス充電には非対応です。もちろん技適もPSEマークもあります。

充電中、ライトがふわふわと光ります。綺麗ですね。

Android端末と接続して使う:専用アプリあり!


ペアリングは他のBluetoothイヤホンと同じように行います。まずは端末の設定アプリを開いて、Bluetoothの設定に行きます。充電ケースを開ければイヤホンがペアリングモードに入るので、出てくるEDIFIER NeoBuds Proをタップして接続を許可します。接続されればペアリングは終了です。


NeoBuds ProはLHDCとLDACの両方に対応していますが、最初に接続するのはLDACになるようです。LDACはAOSP(Android Open Source Project)に取り込まれているので、多くのAndroidスマホで使えるのはLDACだと思いますが、LHDCで接続することもできます。

MIUIの場合、ペアリングしたあとにペア設定したBluetoothデバイスの設定に入ると、下の方にLHDCの有効化のトグルスイッチが用意されているので、そこを操作することでLHDCで接続できます。ただ、LDACが利用できる端末であれば、LHDCで接続する意味はあまり無さそうです。

MIUIでは、低レイテンシーというスイッチもありますが、これは正直どういうものか分かりませんでした…後述するアプリなどで操作する方の低遅延モードのほうが、分かりやすいですしいいと思います。

専用アプリで管理

Google play
Edifier Connect
Soundcore
制作:Edifier International Limited
価格:無料

ダウンロード

EDIFIER製品にはEdifier Connectという専用アプリがあり、AndroidならPlayストア、iOSならApp Storeでダウンロードできます。



アプリをインストールすると、プライバシーポリシーとサービス規約に同意するよう求められます。読んだ上で、同意できる方は同意して使用するをタップして続けます。会員登録などは必要無いので、手軽です。



周囲のBluetooth機器を検出するために、位置情報の権限を許可する必要があります(周辺のWi-FiやBluetoothをスキャンして、詳細な位置情報を取得する機能を使って機器の検出をする)。アプリの使用中のみ許可するをタップして許可します。

次に、Edifier Connectは常駐通知からANCなどの変更ができるので、(おそらく)その動作を安定させるために他のアプリの上に重ねて表示を許可します。初期設定はこれで終わりです。


アプリを起動してすぐは、左の画像のような画面になっているかもしれませんが、端末にNeoBuds Proが接続されていれば、自動的に右の画像のような画面に移行します。

アプリでイコライザー調整・モード切り替え



NeoBuds Proを接続した状態でアプリを開くと、このような画面になります。ここから、ノイズキャンセリングのオン・オフ・強さの切り替え、外音取り込みのオン・オフ、アンビエントサウンド(外音取り込み)やANCを切った状態の「標準」に切り替えることができます。これらはイヤホン本体のタッチ操作に割り当てることもできますが、アンビエントサウンドの強さの調整(3枚目)はアプリからのみ可能となっています。アンビエントサウンドは、-3〜3まで、6段階で強さを調整できます。



左にスワイプすると、イコライザーの画面になります。ここでは、予めプリセットとして用意された「ピュア」と「ダイナミック」を選ぶか、ある程度自分好みにチューニングできる「オーディオマニア(オーディオファン)」を選んでカスタマイズするかが選べます。オーディオマニアという名前ではありますが、実際には4つのスロットがあるだけなので、それほど自由にカスタマイズできるわけではありません(どの周波数をいじるかは変更できます)。ここはもっと柔軟にカスタマイズできたほうが、「マニア」受けは良いと思います。

調整したものを、共有することもできます。

さらに左にスワイプすると、遅延を短くするゲームモードのオン・オフができます。…記事執筆時点では翻訳が変なのですが、左のボタン(ゲームレベル)がオフのボタンで、右のボタン(ゲームオープン)がオンのボタンです。ちなみに、ゲームモードは排他ではないので、ANCやアンビエントサウンドとゲームモード両方をオンにすることもできます。また、コーデックがLDACでもオンにできます。

モードの切り替えは、常駐通知からタッチすることでも操作できます。サッと切り替えられるのでこれは便利ですね。

LHDC&LDAC対応!ビットレート切り替えも!



EDIFIER NeoBuds Proは、当初LHDCのみの対応でしたが、ファームウェアアップデートでLDACに対応しました。手元に届いたものでは、到着したときから既にLDACで接続されました。

設定画面で、LHDC/LDACのビットレートやサンプリングレートを変更することもできます。

LDACはソニーによって開発されたBluetoothの音声圧縮コーデックで、Bluetoothの基本となるSBCの最大約3倍の情報量を転送することが可能です。エンコーダーはApacheLicense2.0の元で公開されており、Android Open Source Project(AOSP)にもAndroid 8.0から取り込まれているため、現在の多くのデバイスで使用できます。

LHDCは台湾Savitechによって開発されたBluetoothの音声圧縮コーデックです。LDACと似ていて、こちらは最大900kbpsのビットレートで転送できます。LHDCはAndorid 10からAOSPに取り込まれているため、LDACよりは使える機器が少ないと考えられます。HWAなどという名称で呼ばれることもありますが、厳密にはHWA=LHDC、というわけではありません。

LDAC、LHDCのどちらも、日本オーディオ協会の“Hi-Res Audio Wireless”に認定されたコーデック技術です。現在はこの2つのコーデックのみが、Hi-Res Audio Wirelessに認定されています。

タッチ操作の割り当てを変更可能!


高級イヤホンでは当たり前になりつつありますが、タッチ操作の割り当て機能を変更することもできます。また、タッチ感度も0〜30の間で細かく調整できます。タッチ操作の割り当てを調整できるのはダブルタッチとトリプルタッチです。

使ってみた感想――音質、ノイキャンなど

耳に取り付けた様子

装着感

形状はスティックが伸びている、俗に言う”うどん”タイプの本機。しっかりフィットしてくれ、耳に負担もかからないので好印象でした。

音質

Knowles社製BAドライバーとダイナミック型ドライバーのハイブリッド型を採用したNeoBuds Pro。その音質は、傾向としてはいわゆるドンシャリです。しかし、イヤなドンシャリというわけではなく、元気な音という感じです。

Amazon Music Unlimited HDとLDACで、最近のHDやUltra HD対応の曲を聴いてみましたが、明らかに高音質だと感じました。音の解像度も高く、高音もキレイに鳴らしてくれてきらびやかです。最初はちょっとさ行が刺さるかな?と思いましたが、聴いているうちに気にならなくなってきました。低音は結構質量があり、低価格帯の機種によくあるボワつきや不快感はありません。定位感も良く、音源が高品質だと、さらに良さが引き立ちますね。

以前レビューしたAnkerのSoundcore Liberty 3 Proと比較すると、Liberty 3 Proのほうがさ行が刺さる感じです。確実にNeoBuds Proより長い時間視聴しているはずなので、エージング不足という線はないはずで、これが特性なのだと思います。Liberty 3 Proは低音の質量がNeoBuds Proより軽く、同じドンシャリ傾向でも、より”シャリ”の占めるウェイトが大きい感じです。一方NeoBuds Proは、Liberty 3 Proより”ドン”のウェイトが大きいように感じました。どちらも高音質なのは変わりなく、ここは個人の好みの話になってくると思います。

ノイキャン・アンビエントサウンドの性能

本機には強弱2種類のハイブリッドノイズキャンセリングと、アンビエントサウンドの機能が付いています。まずノイキャン性能ですが、最大-42dBという謳い文句は伊達ではありません。”Low Noise Cansellation”でも十分強力なのですが、”High Noise Cansellation”にすると、かなり強力に効いてくれます。強だと、強力な代わりにどうしても耳が詰まったような、圧迫感がある感じになってしまうため、ここは周りの騒音のレベルと相談になりそうです。

アンビエントサウンド(外音取り込み)は強度を調整でき、最大の(3)にすると流石にホワイトノイズが入ります。とはいえ、ここは効きの強さと引き換えなので仕方ない部分でもあります。アンビエントサウンドを有効にしても、音楽が大きいと話を聞き取るのは難しいので、ちょっと音量を下げないと実用的ではありません。

バッテリー持ち

バッテリー持ちは、Liberty 3 Proよりも長く感じました。約1時間、LDAC接続でANCオンだと、15%ほどバッテリー残量が減りました(環境により異なります)。Liberty 3 Proは、ノイキャンオフでもLDACで接続していると結構すぐバッテリーが無くなってしまう感じですが、NeoBuds Proは同条件だとLiberty 3 Proよりは長く持続するような気がします。

タッチ操作

タッチ操作は、タッチの感度を中にしていても全然反応してくれないので、個人的には最強に設定してちょうど良いくらいに感じました。販売ページでも”タッチ”センサーと書かれているのですが、触れる程度では全く反応してくれません。どうやら衝撃を与えると動作するようなので(加速度センサーを使っている?)、感覚としては、トントンとイヤホンを叩くように操作すると反応してくれました。

タッチセンサーのエリアの近くにはマイクもあるため、アンビエントサウンドをオンにしていると、タッチ操作の度にガサゴソという音が耳に入ってしまいます。叩くように操作すれば、説明でタッチセンサーのエリアと書かれている場所以外を叩いても反応してくれることが多いので、あまりエリアは気にしなくてもよさそうです。

シングルタッチには操作が割り当てられていないようなので、シングルタッチにも操作が欲しかったところ。特に本機は機能が多いので、タッチの割り当てが枯渇しがちでした。また、「モード切り替え」という機能を割り当てられるのですが、これが曲者。イヤホンが「標準」か「アンビエントサウンド」になっている場合には、アンビエントサウンドと標準を行き来するだけ、「High Noise Cancellation」か「Low Noise Cancellation」になっている場合には、アンビエントサウンドと現在の強さのノイキャンを行き来することしかできないのです。そのため、標準からノイキャンをオンにすることなどはできず、これはかなり厄介な仕様。アップデートで改善できそうですし、是非ここは全てのモードにタッチ操作だけで辿り着けるようにしてほしいところです。

遅延・その他

遅延は、オーディオテスターで試してみました。アプリでゲームモードをオンにすると、確かに遅延が約80ms程度まで短くなったような気がします。元々、動画などであればゲームモードを使わずとも違和感がないくらいには遅延が短いので、特に遅延を気にする時以外は、オフでも問題ないでしょう。

細かいところでは、本機は各モード・ゲームモードのオンオフを切り替えたとき以外の音は全てアナウンスではなく電子音になっています。

まとめ:高音質イヤホン随一のデザイン・コスパ!

EDIFIER NeoBuds Proは、高音質コーデックに2つも対応。定評のあるKnowles社のBAドライバーとダイナミック型ドライバーを使用することで、しっかりと質量を感じられるサウンドに仕上げています。

また、ホワイトモデルはブラックモデルにない、エレガントさとかっこよさを兼ね備えたデザインになっています。

機能だけを見ても、LDAC&LHDC対応で標準価格約14,000円と格安で、その上しっかりHi-Res Audio Wireless認証を取得しています。タッチ操作だけ注意が必要ですが、音質・デザインのみならず、コストパフォーマンスまで揃ったイヤホンです。

通常価格は13,999円ですが、3,350円オフになるクーポンをいただきました。10,449円で購入できます。先着200個限定となっていますのでお早めに。

クーポンコード:PROWHITE1
期間:2022年4月22日~4月26日

  • 本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
でじぃ
病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。
⇨でじぃの記事一覧