通信障害に備えて複数回線を持つという考え方(最近はずいぶん簡単になりました)

10月14日の夕方から、ドコモで音声通話・データ通信サービスが利用しづらい事象が発生しました。ドコモのすべての方が使えなくなったわけではありませんが、多くの方が電話やデータ通信が使えないまたは使いづらい事態に遭遇したようです。

こういう時、ドコモ以外の回線も持っていれば、別の回線に切り替えてデータ通信は使えるようになります。データ通信できればメールなりLINEなりSNSなりで連絡ができるようになり、情報収集もできるので、何も使えないよりは遥かに安心を得られます。

複数の回線をもつというとそういったことに詳しい人でないと難しいし、月額料金もたくさんかかってしまうと思いがちです。しかし最近はこれもずいぶん簡単に、そして予備回線を安く維持できるようになりました。

複数回線持ち、やってみませんか?

複数回線持ちする方法

複数回線持ち、と言ってもいくつか方法があります。

  1. デュアルSIM対応スマホでSIMを2枚入れて使う
  2. eSIM対応端末でSIMカード+eSIM
  3. 通常のスマホに加えモバイルWi-Fiを持ち歩く

デュアルSIM対応スマホでSIMを2枚入れて使う

SIMが2枚入る(デュアルSIM)のスマホがあります。これらのスマホを持っていれば、メインのSIMのほかにもう1つ(違う回線の)SIMを契約して入れておけます。今回のような通信障害のときはもちろん、通信量のやりくりにも使えるかもしれません。

2つのSIMを契約するということは月額料金も2人分になって金銭的にツライ、と思うかもしれませんが、最近は楽天モバイルやpovo2.0のように維持だけならほぼ0円で持てる物が出ています。

eSIM対応端末でSIMカード+eSIM

SIMカードが1枚しか入らないスマホでも、eSIMに対応したスマホもあります。Pixelシリーズなどがそうですね。そういったスマホなら、SIMカードかeSIMかどちらかを予備回線としてデュアルSIMにできます。

先述の楽天モバイルもpovo2.0もeSIMがありますから、維持費も心配ありません。

通常のスマホに加えモバイルWi-Fiを持ち歩く

最近はちょっと下火な気もしますが、メインの回線とは別にモバイルWiFiルーター(ポケットWiFi)を持ち歩くというのも手です。

これらの中にはマルチキャリアに対応したもの(クラウドSIM)があります。これなら1つの通信会社で障害があっても自動的に別の回線でつながるので障害に強いとも言えます。

予備回線としてオススメのSIM

複数の回線を用意するというのは、例えば通信容量不足による速度制限に備えるという場合もあります。ですが今回は「通信障害などに備えたいざというときのための予備回線」という視点で考えます。

予備回線として、つまり維持費が少なく済むSIMとしては以下のものが考えられます。

  • 楽天モバイル
  • povo2.0
  • donedone エントリープラン
  • その他(ロケモバ・LinksMate・イオンモバイル・エキサイトモバイル・OCNモバイルONE・IIJmio)

楽天モバイル

楽天モバイルは1回線目であれば、月の使用量が1GBまでは月額料金が0円になります。

まだまだ始まって間もないので使えるエリアが狭く、メインの回線が使えなくなった時にどれだけ使えるのかは地域や行動範囲によっても変わります。

ただ、月額0円でモテることの他に楽天のポイント倍率が上がるという利点もあるので、持っていて損はないと思います。SIMカードでもeSIMでも使えますし、こうした予備回線としてはかなりオススメです。

楽天モバイル
公式サイトはこちら >

povo2.0

最近始まったpovo2.0は基本料が月額0円です。これで音声通話も使えて128kbpsという遅い速度ならデータ通信もできます。楽天モバイルと同じくSIMカードとeSIMの両方を使えます。

普段は予備や128kbpsで使用し、いざというときは24時間使い放題のトッピング(330円)を使うというのがオススメの使い方です。

なお、なんのトッピング(オプション)も使わずにいると180日後に回線が停止する可能性があるので、180日に1回程度は何かしらで料金の支払いが発生します。

povo2.0
公式サイトはこちら >

donedone エントリープラン

povo2.0と同じくKDDI(au)系の回線として、BIGLOBEのdonedoneがあります。これのエントリープランが月額無料で通信速度は128kbpsです。また、使わないでも勝手に解約されるという話は(今のところ)出ていません。

au回線なのでpovo2.0と被る部分もあります。ただし初期費用がかかること、データ通信のみで音声通話は使えないという差があります。

その他(ロケモバ・LinksMate・イオンモバイル・エキサイトモバイル・OCNモバイルONE・IIJmio)

上の3つは基本的に月額0円で維持費がほぼ0円でした。基本的にはこの3つのどれかを予備回線にするのがいいと思います。次点として、月額料金の安い格安SIMを集めてみました。どれもデータSIMの場合です。

データ量 月額料金
ロケットモバイル(神プラン・ドコモ/au) 328円
ロケットモバイル(神プラン・ソフトバンク) 438円
LinksMate 100MB 165円
イオンモバイル 1GB 528円
エキサイトモバイル 385円
OCNモバイルONE 500MB 550円
IIJmio(eSIM) 2GB 440円

※OCN モバイル ONEの500MBプランは10月21日から

こう見ると、ソフトバンク回線を予備回線として確保しておくというのはなかなか難しいかもしれませんね。

音声通話の冗長化に課題

これまで書いたことは、主にデータ通信に関するものです。ただ、今回のドコモの障害では音声の方も障害があり、電話ができなくなりました。この点についてはまだまだ課題がありますね。

今回予備回線として挙げたものでは、楽天モバイルはRakuten Linkを使った通話は無料ですし、povo2.0も有料ですが音声通話もあって月額0円です。ただ、これらの予備回線についても、電話帳に登録してもらうなどしていないと、架電はともかく受電ができなくなります。

よく電話する相手、家族や会社などには予備回線の方も電話帳に登録してもらえばいいのですが、それ以外のところから偶然にも障害時に電話がかかってきたら受けることができません。まぁそういうことは稀と言えば稀なんですけど。

ただ、やっぱり予備回線を持ったのなら、親しい間柄くらいはその電話番号も知らせておいたり、電話番号以外での連絡方法も確保しておいたほうがいいでしょうね。

まとめ

今回の障害時、私は自宅にいたので自宅の固定回線がありました。そちらは全く影響がなかったので軽く考えていたのですが、eSIM使える端末がメインなのでpovo2.0をもう1回線用意しておいてもいいかな?と思うようになりました。

ちなみに、メイン回線がドコモで、自宅回線がhome 5Gというようなパターンだと両方使えなくなって困る、という事態もあり得るようです。一緒にしたほうが安くなりますが冗長性を考えると、どうなんでしょうね。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、茨城県つくば市在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
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