とりあえずでも契約しておくと得!楽天モバイルは2枚目SIMとして持っておくのがおすすめ

楽天モバイルの申込数が激増してるそうです。契機となったのは1月末に発表された「Rakuten UN-LIMIT VI」です。データ通信量1GBまでは0円で維持できるというプラン、そして累計契約数が220万ということで「300万名まで1年無料」が残り少なくなったということで申し込みが加速しています。

ちなみに2月8日時点で累計250万契約を突破しているということで、2月中にも300万名に達するのでは、とも言われています。

楽天モバイル
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そんな楽天モバイル、当サイト(のアフィリエイト)経由での申込みは確かに(それまでほぼゼロだったのが)数件あったので増えてますが、それも止まりました。おそらく当サイトを読む人はもう契約したか、強い意志を持って契約していないのかだと思います。それでもいま一度、楽天モバイルを契約することのメリット、なにがおすすめなのかを書いてみようと思います。

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エリアはまだまだなのでメインには時期尚早

楽天モバイルのエリアは2021年1月末時点で人口カバー率74.9%、これは他キャリアに比べるとまだまだ小さい数字です。計画を前倒しして2021年夏には96%にすると言っていますが、実際の「繋がりやすさ」はまた別です。

エリア内でもパートナー回線のほうが強いのでそちらに繋がりますし、パートナー回線につながらないようにしても家の中だと楽天モバイルが弱すぎてアンテナ1本というのもよく聞きます。また東京・大阪・奈良ではすでにパートナー回線の提供が終了してるところもあり、東京都については2021年3月末に原則終了となります。

というわけで、メインで使ってる電話番号を楽天モバイルにMNPするのはまだ早いです。今後エリアはどんどん整備されていくと思いますが、ちゃんと使えるようになるのはまだ1~数年先でしょう。

しかし、MNPではなく「2枚目のSIM」として契約することで、楽天モバイルは輝きます。

普通の人からすると「2枚目のSIM」「2つの電話番号を持つ」ということは異常に見えるかもしれません。でもそう難しいことではありませんし、楽天モバイルの場合は基本的にデメリットはありません。たとえ使わなくても持ってるだけでお得になります。

メリットその1:初期費用も基本料金も無料

楽天モバイルは新規契約する時の事務手数料が無料です。SIM発行手数料もありませんので、初期費用は0円です。また、次の項で書きますが300万名までは初めての契約で1年間のプラン料金が0円になります。無料で始められて、無料で1年使えるんです。

そして4月1日からはRakuten UN-LIMIT VIというプランがスタートします。(4月1日まで契約しても、自動的に切り替わります。)
このプランは1ヶ月のデータ使用量によって月額料金が変わる段階制プランです。そしてデータ使用量が1GBまでなら0円です。最大でも2,980円(税込3,278円)です。

つまり、申し込んだ時の初期費用は0円、申し込んだ後も「300万名1年無料」に入れば1年無料、2021年4月1日からはデータ通信量が1GBまでなら無料です。全く使わなかったとしても維持費用は0円(実際はユニバーサルサービス料がかかるので月2,3円、300万名1年無料なら期間中はユニバーサルサービス料も0円)です。

始めやすく、維持する際のデメリットも消えます。

メリットその2:今なら300万名まで1年無料

前の項でも少し触れましたが、楽天モバイルは2020年4月の開始当初から「300万名まで1年間プラン料金無料」というキャンペーンを開催しています。一人1回のみ、最初に申し込んだ回線だけが対象ですが、月額料金2,980円(税込3,278円)が1年間無料になります。

4月1日以降はRakuten UN-LIMIT VIへと切り替わりますが、1年無料は継続されるので最初の1年間はデータ量無制限で1年無料です。その後は1GBまでは0円、最大でも2,980円(税込3,278円)です。

とりあえず1年無料で使ってみて、使えないと判断すればそのあと解約しても特に費用はかかりません。でも使わなくても維持費はユニバーサルサービス料くらいなので、持っていたほうがお得だと思います。

メリットその3:端末を一緒に購入すると実質プラス

楽天モバイルではスマホを購入せずにSIMだけの契約も可能ですが、一緒に購入するスマホによっては実質0円以下になります。申込みの特典として楽天ポイントが5,000ポイントもらえ、さらに同時購入の端末によって最大20,000ポイント、合計25,000ポイントがもらえます。購入する端末の価格がそれ以下であれば、実質0円以下ということです。

2021年2月15日現在の、対象となる端末とポイント還元額、5,000ポイント還元も含めた実質価格は以下の通り。

一括価格(税込) スマホセット
ポイント還元額
実質価格(税込)
OPPO Reno3 A 39,800円 20,000 14,800円
OPPO A73 30,800円 20,000 5,800円
AQUOS sense3 plus 37,980円 20,000 12,980円
Galaxy Note10+ 76,980円 20,000 51,980円
Galaxy S10 71,980円 20,000 46,980円
Rakuten BIG 64,980円 15,000 44,980円
AQUOS sense4 lite 32,800円 15,000 12,800円
Xperia Ace 29,800円 15,000 9,800円
arrows RX 20,000円 15,000 0
AQUOS R5G 128,800円 15,000 107,800円
Galaxy A7 18,700円 15,000 -1,300
OPPO A5 2020 22,020円 15,000 2,020円
OPPO Reno A 128GB 38,800円 15,000 18,800円
Rakuten Hand 20,000円 20,000 -4,999
Rakuten Mini 1円 -4,999

Rakuten Handは購入後のアンケートによる1ポイントを含めると実質-5,000円になるのですが、現在入荷待ち状態で注文できません。(まれに注文できるときもあるようですが…。)販売の再開は3月中旬以降で予定されています。

Galaxy A7やRakuten Miniを購入すれば、払うお金よりも還元されるポイントのほうが多いということになります。その後の月額料金も今なら1年無料ですし、最低利用期間もありません。

「楽天ポイントを使う機会があれば」という条件付きではありますが、申し込んだだけでお得になります。

メリットその4:楽天市場のSPUが+1倍

楽天市場での買い物は通常1%がポイント還元されます。これを1倍として、楽天モバイルを契約しているとポイント還元額が+1倍となります。つまり通常の買い物で2%のポイント還元となります。

同じように、楽天のサービスは利用するほどにその「+◯倍」が増えていきます。私はそこまで楽天サービスを使ってるわけではありませんが、

  • 通常の買い物で1倍
  • 楽天カードの利用で+2倍
  • 楽天市場アプリからの利用で+0.5倍
  • 楽天モバイル契約で+1倍

で、合計4.5倍となっており、楽天市場での買い物で4.5%がポイント還元されるようになっています。楽天モバイルはここまで書いたように基本料金は無料でも維持できるので、それだけでポイント還元が1倍増えるのはかなり大きいです。

メリットその5:キャリア決済で10%還元

楽天市場だけでなく、Google Playストアでのアプリやコンテンツ、サービスを楽天モバイルのキャリア決済で支払うと、その10%がポイント還元されます。楽天モバイルの支払いが楽天カードであればそのポイント還元1%もあるので合計11%がポイント還元されます。

ゲームの課金などで月に1万円キャリア決済したとすると、その11%、1,100ポイントが還元されます。

メリットその6:うまく使えば無料でかけ放題が手に入る

楽天モバイルはメインの回線として使うにはまだまだ不安がありますが、サブの回線として使うには大きなメリットがあります。

機種変更した以前のスマホが余っていれば(楽天モバイルに対応していれば)それで使ってもいいですし、2枚のSIMが入るスマホであれば楽天モバイルをもう1枚のSIMを同時に使うこともできます。

そして、楽天モバイルの「Rakuten Linkを使えば通話無料」を利用して「通話部分だけ楽天モバイルに任せてかけ放題」を作ることもできます。

上のページでは低速使い放題のSIMと組み合わせる方法ですが、ほかの普通のSIMでも同じことです。楽天モバイルがあれば、メインの回線でもかけ放題オプションを付けなくてよくなる可能性があります。

持ってることによるデメリットはほぼ無し

ここまで楽天モバイルを契約することでのメリットをいくつも書いてきましたが、逆にデメリットは何でしょう?基本的にはデメリットと呼べるほどのものはありません。強いて言うなら…

  • 楽天が嫌いな人は持たないほうが精神衛生上いい
  • 300万名1年無料のあとは、全く使わなくてもユニバーサルサービス料(月2,3円)はかかる
  • 楽天系サービスを全く使わなければメリットを享受できない

これくらいでしょうか。楽天が嫌いで近づきたくない!という強い意志がある人以外は契約したほうがお得です。

将来的に改悪されるんじゃないか、という心配もあるかもしれませんが、まだ出てないそれを恐れて今あるメリットを見逃すくらいなら契約してしまったほうがいいですし、改悪されてデメリットのほうが大きくなったのならそのときは解約してしまえばいいのです。解約手数料もかかりませんし、さすがに猶予期間無しでいきなり月額料金や手数料を値上げすることも無いと思います。

楽天モバイルのメリットまとめ

ここまで挙げてきたメリットをまとめてみます。

  1. 初期費用も基本料金も無料
  2. 今なら1年無料
  3. 端末を一緒に購入すると実質プラスになることも
  4. 楽天市場のSPUが+1倍
  5. キャリア決済で10%還元
  6. うまく使えば無料でかけ放題

これだけメリットがあるのもすごいです。

こんなんでやっていけるわけないだろう!と思うのは当然ですが、楽天モバイルは単体でというよりも楽天グループ全体で利益を出せればいいという考えのようです。実際楽天モバイル契約者のほうが楽天市場内での買い物額の伸びが良いという結果も出ているようです。

まぁ、この先このメリットが一部崩れることはあるかもしれませんが、「ほら、やっぱり!」とドヤ顔するよりは、それまでの間でもメリットを味わったほうがはるかに美味しいというものです。

楽天グループがめっちゃ嫌いだ!という人には無理におすすめしませんが、それ以外の人だったら契約しない手はありませんよ!(ただしメインは避けること。)

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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