総務省が2020年度Q1(6月末)の電気通信サービスのデータを公表!MVNOシェアトップは変わらず楽天モバイル!

総務省は9月18日、令和2年度第1四半期(6月末)の電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データを公表しました。そのなかには移動系通信(携帯電話等)のシェアやMVNOのシェアといったデータもあります。MVNOのSIMカード型の契約数における事業者別シェアは、楽天モバイルが最も高く16.3%でした。

データの中から気になるものをいくつか紹介します。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

携帯電話の契約数における事業者別シェアの推移

携帯電話の契約数でのシェアです。ソフトバンクグループにはワイモバイルも入ってます。(ワイモバイルはMVNOではありません。)MVNOも含めた数字では、ソフトバンクが24.9%、KDDIが31.6%、NTTドコモが43.1%となります。

楽天モバイルも今回から数字が出ており、0.3%となっています。

MVNOサービスの区分別契約数の推移

MVNOサービスといっても実は色々あるのですが、いわゆる「格安SIM」はこの中の「SIMカード型」と見ていいでしょう。順調に伸びており、2020年6月では1594万契約になります。ただしこのグラフは契約数が3万以上のMVNOからの報告を基に作成されているので、実際の数はもっと多くなります。

MNOから直接回線の提供を受ている「一次MVNOサービス」の事業者数はMNOであるMVNOを除くと601者(前期比▲7、前年同期比+50)となっており、二次以降のMVNOサービスの事業者数は827者(前期比+33、前年同期比+73)となります。

事業者別シェアは、楽天モバイルが最も高く16.3%(前期比▲1.7ポイント)、次いでインターネットイニシアティブが13.7%(前期比+0.4ポイント)、NTTコミュニケーションズが10.8%(前期比+0.1ポイント)、オプテージが8.8%(前期比±0ポイント)、LINEモバイルが6.1%(前期比+0.3ポイント)となります。

この1年ほどでそう変わりはないのですが、以下のようになります。

2018年9月 2018年12月 2019年3月 2019年6月 2019年9月 2019年12月 2020年3月 2020年6月
楽天 楽天 楽天 楽天 楽天 楽天 楽天 楽天
IIJ IIJ IIJ IIJ IIJ IIJ IIJ IIJ
OCN OCN OCN OCN OCN OCN OCN OCN
mineo mineo mineo mineo mineo mineo mineo mineo
BIGLOBE BIGLOBE BIGLOBE BIGLOBE LINE LINE LINE LINE

総務省のこれらの調査データは過去のものも含め公開されてるものです。なかなか興味深いものもありますし、遡って調べてみたり、MMD研究所の格安SIMサービスの利用動向調査と比べてみるのも面白いでしょう。

参考情報

  • 本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧