ROG Phone 3 先行レビュー:正統進化しゲームも普段使いもイケる最強ゲーミングスマートフォン

9月23日に発表されたASUSの新ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 3アールオージー フォン スリー」を、発表前に1週間ほど試用する機会をいただきました。簡単ではありますがレビューをお送りします。

あいかわらず激しいゲームはプレイすることがほとんどないので、一般的なスマートフォンとしての見たときのレビュー・感想となります。

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ROG Phone 3の概要とデザイン

ROG Phone 3はASUSのゲーミングスマートフォンです。日本では2020年9月23日に発表され、26日に発売予定です。

Snapdragon 865+を搭載し、メモリは16GBと12GBの2モデルあります。16GBのメモリは現在国内で発売されてるAndroidスマートフォンとしては最高のメモリ容量となります。AnTuTuのスコアも(詳しくは後述)60万点を超え、Xモードをオンにすればさらに上がります。

ゲーミングスマホとして重要なディスプレイもリフレッシュレートが最大144Hz、タッチサンプリングレート270Hzと、ROG Phone 2からパワーアップしています。バッテリーも6000mAhで、まさに最強スペックのゲーミングスマートフォンです。

もちろんSIMフリーで、ドコモ、au、ソフトバンク系のSIMで利用可能(楽天モバイルは未確認)で、5Gにも対応します。

端末デザイン

三角柱のような独特の形をした箱には本体のほか、冷却ユニットなども付属しています。

背面のデザインはROG Phone 2のものを踏襲しつつ、そこまで派手にしないことで一般的なスマートフォンとして利用するのにも無理がないようになっています。

ハイスペックゲーミングスマホ

先にも触れたとおり、ROG Phone 3はSoCにSnapdragon 865+を搭載し、メモリは16GBと12GBの2モデルあります。今回お借りしたのはメモリ16GBのモデルです。

パフォーマンスを『AnTuTu Benchmark』 『Geekbench 5』 『3DMark』の3つのベンチマークアプリを使って測定してみました。

AnTuTuの結果は625,295点、Geekbench5の結果はシングルで974点、マルチで3,387点、3DmarkはSling Shot Extreamで7,507点でした。さすがの高得点です。ここまでのスペックがあっても、高負荷なゲームをやらないとどうしたらいいのか分からないくらいですが、一般的な操作でもなんだかキビキビしてるような感覚はあります。

144Hz表示可能なディスプレイ

ROG Phone 3はディスプレイのリフレッシュレートが最大144Hzとなっています。リフレッシュレートは簡単に言えば、1秒間に何回画面が更新されるかというもので、数字が多いほど更新回数が多い=画面がなめらかということになります。普通のスマホは60Hzが多く、ゲーミングスマホだと90Hz以上になって、ROG Phone 2も120Hzでした。それが144Hzとさらにパワーアップしています。

ROG Phone 3では自動調整のほか、任意でも変更できるます。またクイック設定パネルからも変更できたり、ステータスバーに現在のリフレッシュレートが表示されるのは面白いですね。

144Hzはゲームアプリでも対応するものが限られていますが、確かになめらかになってるのが分かるので、ぜひ対応ゲームをプレイして確かめて欲しいですね。また、ゲーム以外でもスクロール時の残像がなくなるので十分に恩恵はあります。

Xモードがカッコいい!

ROG Phone 3にはこれまでのシリーズ同様に、ゲーム用にパフォーマンスを調整する「Xモード」があります。これが、単に内部の調整だけでなく、見た目も変わるのでカッコいいのです。

Xモードを起動するとホーム画面も壁紙がアニメーションで青から赤に変わり、アイコンも光り輝きます。

背面のROGロゴ部分はXモード起動時に光ります。

ロゴマークの光はどんどん色が変わります。この色の変わり方もカスタマイズ可能です。

Xモードを起動し、さらにAeroActive Cooler 3を取り付けた状態でAnTuTuベンチマークを使ってみたところ、スコアが66万点まで上がりました。「ユーザーの99%を上回ってます」という文が心地いいですね。

AeroActive Cooler 3が便利

本体に付属する冷却用ユニット「AeroActive Cooler 3」もより便利になってます。

このAeroActive Cooler 3を取り付けることで本体温度を約4℃冷却し、ゲームプレイ時の本体温度上昇を抑えます。写真ではわかりにくいですが、USBポートと3.5mmイヤホンジャックも付いてるので充電しながらゲームしても、ケーブルが邪魔になりません。

私が気に入ったのは、このキックスタンドが新たに付いたところです。

ゲームだけでなく、動画を見るときにも使えそうですね。

ゲーム向け機能もさらに充実

各種ゲームにおいて最適化するGame Genieが今回も搭載されています。

ゲームをプレイ中は画面端から呼び出すことが可能。1つ1つ機能を紹介することはしませんが、いろいろできます。詳しくは公式サイトをご覧ください。

端末の角付近にある疑似ボタン「エアトリガー」もパワーアップしてます。単なるタップだけでなく、2の時はベータだったスワイプに加え、デュアルパーティションボタン機能が使えるようになりました。これは片方のエアトリガーを2つに分けて、合計最大4つのボタンとして使うことができる機能です。

カメラもトリプルに進化

背面カメラはトリプルカメラにパワーアップしました。
あまり細かく書くことはしませんが、過度に絵作りすることもなく、自然な姿を撮影できるカメラだと感じました。ゲーミングスマホですが、普通に普段使いとして写真撮影も満足できると思います。

左は通常、右は広角。

まとめ

ROG Phone 3は最高のスペックを持ったゲーミングスマートフォンです。ゲーム向けの機能も紹介しきれないほどあります。それでいて、今回は背面デザインもやや一般よりとなり、普通のスマホとしても普段使いできるようになっています。

ゲームをあまりやらない私でも、ついつい「Xモード起動!」と無駄にオンオフしてしまいますし、大きくなめらかな画面は魅力的に映ります。ちょとサイズが大きいのとおサイフケータイが付いてないので(個人的には)メインとしてはちょっと難しいですが、持っているだけでワクワクしてくるスマートフォンであることは間違いないです。

今回は触る時間も短かったので、レビュー内容もかなり薄いものとなってしまいましたが、ほかのサイトのレビューもたくさん出ると思うので、そちらもぜひご覧ください。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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