UQ mobileの「スマホプランR」を楽天モバイルやワイモバイルのプランと比較してみる

先日発表されたUQ mobileの新たな料金プラン「スマホプランR」が、一部では「楽天モバイル対抗プラン」「楽天モバイルキラー」などと呼ばれています。そこで、前々からのライバルでもあるワイモバイル共々「スマホプランR」と似た料金プランで比較してみました。

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3社のプランを比較

UQ mobile
スマホプランR
楽天モバイル
Rakuten UN-LIMIT
ワイモバイル
スマホベーシックプランM
月額料金 2,980円 2,980円 3,680円
基本データ容量 10GB 無制限
パートナーエリアは5GB
9GB
制限時速度(最大) 1Mbps 1Mbps 128kbps
データ量繰り越し
節約モード
データ増量 13ヶ月間
+2GB
1年間
+3GB
通話料 20円/30秒 Rakuten Link利用で無料
アプリ未使用時20円/30秒
10分まで無料
10分超過後20円/30秒
かけ放題 いつでも…1,700円
10分/回…700円
60分/月…500円
月額料金に含む 10分/回…0円
いつでも…1,000円
割引 家族割(2台目以降)
500円引き
300万名まで1年月額無料 新規割
6ヶ月間700円引き
家族割(2台目以降)
500円引き
契約解除料 なし なし なし

それぞれのメリット・デメリットをまとめます。

UQ mobile 「スマホプランR」

  • データ量繰り越しや節約モードの切り替えがある
  • データ量を使い終わっても1Mbps
  • かけ放題を「なし」を含め自分で選べる
  • 単身の場合は割引施策が若干弱いか

楽天モバイル 「Rakuten UN-LIMIT」

  • 300万名まで1年無料が強力
  • 楽天回線は使い放題なので固定回線代わりに使える場合も
  • パートナーエリアも5GB使えてそれを超えても1Mbps
  • かけ放題含めてこの料金
  • 回線エリアがまだまだ狭い

ワイモバイル 「スマホベーシックプランM」

  • 新規割があるので単身でも割引を受けられる
  • データ量繰り越しや節約モードの切り替えがない
  • かけ放題が含まれた料金設定

これまでは、UQ mobileとワイモバイルが似たようなもので、料金もかけ放題を含めればほぼ同じでした。それがUQ mobileの制限時速度が1Mbpsとなったことで、データ量繰り越しや節約モードの価値が一気に上がりました。対応端末の差はありますが、現時点ではUQ mobileはワイモバイルの上に立ったと言えるでしょう。

UQ mobileと楽天モバイルを比べると、Rakuten UN-LIMITの1年無料がやはり大きいです。楽天モバイルが大きく負けているところは回線エリアと対応端末です。自分の生活エリアが楽天回線エリア内で、かつ対応端末を持ってるもしくは購入するのであれば楽天モバイルが良いですが、それ以外ではUQ mobileが良いでしょう。

ほかの格安SIMの場合

UQ mobile・楽天モバイル・ワイモバイル以外の格安SIMにおいて、同じくらいのプランのものを調べてみました。

OCN モバイル ONE
10GB/月コース
mineo
デュアルタイプ(A)10GB
IIJmio
ファミリーシェアプラン
月額料金 2,880円 3,130円 3,260円
基本データ容量 10GB 10GB 12GB
制限時速度(最大) 200kbps 200kbps
+350円で500kbps
200kbps
データ量繰り越し
節約モード
通話料 10円/30秒
アプリ未使用時20円/30秒
10円/30秒
アプリ未使用時20円/30秒
10円/30秒
アプリ未使用時20円/30秒
かけ放題 10分かけ放題…850円/月
トップ3かけ放題…850円/月
かけ放題ダブル…1,300円/月
10分かけ放題…850円/月
通話定額30…840円/月
通話定額60…1,680円/月
誰とでも3分&家族と10分…600円/月
誰とでも10分&家族と30分…830円/月
割引 OCN光モバイル割…200円引き 複数回線割引…-50円/月・回線
家族割引…-50円/月・回線
光回線セット「mio割」…600円引き
契約解除料 なし なし 利用開始月より12ヵ月以内に解除の場合1,000円(不課税)

価格とデータ量のバランス的にはサブブランド勢とそう変わらない印象ですが、かけ放題オプションを付けると高く感じますね。またお昼などの混雑時間帯の速度はサブブランド勢のほうがかなり速いのでその点も劣っています。

格安SIMは月に3GB程度のデータ量しか使わない場合は割安になりますが、10GB程度の容量になるとサブブランド勢よりも割高感が出てきます。自分がどれくらい使うかによっても選ぶ格安SIMが変わってきそうですね。

まとめ

今回UQ mobileが制限時1MbpsになるのはスマホプランRだけです。スマホプランSは300kbpsのままですが、将来的にこちらも1Mbpsになることを期待したいですね。また、比べてみるとワイモバイルが一人負けのようにも見えます。おそらく対抗してなんらかの施策が出てくると思いますが、どうでしょうか。

またいろいろ動きが出てきそうで楽しみです。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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