AUDIO SENSE DT200:カーボンファイバー調のデザインがカッコいい!2BA搭載イヤホン

HiFiGOよりAUDIO SENSE社のイヤホン「DT200」をレビュー用に提供していだきました。

AUDIO SENSE DT200はBAドライバ(イヤホンの信号を音に変えて出力する部分)を片側に2基ずつ搭載しつつ、着脱式のケーブルを採用している「高級イヤホンの入門機」といった位置付けのイヤホンです。

BAドライバが増えただけでそこまで変わるの?と疑問に持たれる方もいると思いますが、わかりやすく言えばBAの数=スピーカーの数なので、より立体的な表現が可能になります。…といっても、2BAなので劇的な差は求めないほう方がいいと思いますが、このイヤホンのよさはそこだけでは計り知れないと思っています。

  • 聴いていて楽しい
  • 着脱式ケーブルを採用しているので断線しても心配ナシ
  • 装着感がとても良い
  • 高音・重低音好きの人には物足りなさを感じるかも
  • スマホだとややパワー不足

AUDIO SENSE DT200の仕様
形状:耳掛け式・カナル型
ドライバ:2BA 低音域×1 高音域×1
再生周波数帯域:20Hz-22kHz.
感度:99+/-3dB.
インピーダンス:14 Ω遮音性:30dB
リケーブル:対応 (MMCX)

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外観と付属品

外箱は全体的に黒く、DT200のイラストと各社のロゴが表記されています。

外箱から取り出すと、「Hello」と書いてあるケースの中にイヤホンがおさまっていました。
この「Hello」にとてつもない既視感を感じるのは私だけでしょうか。そんなことはないと思いたいです。

イヤホン本体の外観は灰色のスケルトンシェルで内部が透けて見えます。
シェルカバーにはカーボンファイバー風のデザインが施してあってカッコいいですね。

付属品はMMCXケーブル、各種イヤーピース、各種書類の4点です。

付属ケーブルは八つに編んだ銅のケーブルを採用していて、プラグは一般的に使われている3.5mmの形状です。
また、ケーブルにチューブで癖をつけてあるのはかなり好印象です。この癖が付いているだけで着脱がかなり楽になります。

個人的に驚いた点は、ウレタン素材とシリコン素材のイヤーピースが二種類付属してきたことです。
今まで何種類ものイヤホンを購入してきましたが、ウレタン素材のイヤーピースがついてきたイヤホンは今回が初めてです。単品で買うとそこそこ高いのでかなり嬉しいところ。

イヤホン本体は落ち着いたデザインに仕上がっていますが、付属ケーブルの主張がどうしても強すぎます。服装によっては合わなさそうですね。

装着感

付属のウレタンイヤーピースを使用しています。これ、かなり着け心地がいいです。耳にスッポリとハマってくれるので違和感がありません。が、人によっては圧迫感を感じるかもしれません。

付属ケーブルにクセが付いているため、着脱がかなり楽に行えます。当然ですが、クセが付いているので装着感はとてもいいです。
本体(シェル)のサイズ感がほどよい大きさでで日本人のサイズに合っていると思いました。

遮音性

遮音性に関しては、付属のウレタン素材のイヤーピースを使用して確認しました。
散歩しながら音楽を聴いて試したところ、車の走行音や風の音といった環境音がほとんど聴こえません。音楽以外に聴こえるものはなく、無といっても過言ではないです。

音質

音楽の再生は「Astell&Kern SA700 StainlessSteal」に接続して行いました。

使用してすぐに、これは「音を聴く」イヤホンではなく、「音を楽しむ」イヤホンだと感じました。ここ数日間、様々な楽曲を聴きましたが、今まで使用しているイヤホンとは一風ちがった音で新鮮味を感じました。全体を通して、感情豊かで暖かいイヤホンに感じます。ライブの雰囲気を思い浮かべてもらえればピンと来るかもしれません。

音の傾向として、低音がやや強めで高音はほどよく出ています。
私は低音が強調されるイヤホンがあまり好きではないのですが、「これくらいなら全然聴ける」と感じさせてくれる珍しいイヤホンでした。また、高音域に関してはとがった音ではなく、丸みを帯びた高音で聴いていて疲れにくいです。中音域に関してですが高音域と同様、ほどよく鳴ってくれます。そして、ボーカルがやや遠い気がします。

これを気にする方は少ないとおもいますが、スマホだとややパワー不足です。というのも、スマホの音量を最大にしてもそこまで大きな音で鳴ってくれません。普段からプレイヤーの音量を大きめにして聴いている私ですら、「いつも通りの音量では小さいな」と感じてしまうほどでした。大音量で音楽を聴くのが好きな方は要注意です。

最後に

全体的に聴いていて楽しく、かなり完成度の高いイヤホンでした。
最近はワイヤレスイヤホンが話題で売れる傾向にありますが、有線イヤホンの方が圧倒的に音が作りこまれている物が多いと私は思っています。
ちょっと高いイヤホンが気になっている方、外出自粛期間ですし購入してみては?

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。

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