調査・データ

キャッシュレス還元で支払いに変化はあったのか?最も利用してるキャッシュレスは?【MMD研究所調査】

MMD研究所は1月20日、「2020年キャッシュレス・消費者還元事業における利用者実態調査」の調査結果、第1弾を公開しました。

これは2019年12月13日~12月22日に日本在住の20歳~69歳の男女50,000人を対象に行われたもので、2019年10月より始まった消費者還元事業の認知及び理解、キャッシュレス決済の利用種別や利用場所などの実態を調査したものです。

今回のポイント
  • キャッシュレス・消費者還元事業の認知は約9割、内容の理解は約6割
  • 認知のきっかけはTVのニュース番組が最多、CMも含めると約5割がTV
  • 最も利用するキャッシュレスは「クレカ」で52%、QRコード決済は18.2%

キャッシュレス・消費者還元事業は半数以上が理解

「キャッシュレス・消費者還元事業」について、知ってるか、内容を理解してるかについて聞いたところ、知ってる(認知)人は合計で89.9%となり、内容を理解してる(理解)人は合計で60.2%となりました。

最近は外に出ればそこらじゅうにポスター等が貼られているので9割近い人が知ってるのは納得です。

キャッシュレス・消費者還元事業について知ったきっかけについて聞いた設問では、「ニュースや情報のTV番組」が最も多く34.6%でした。続いて「TCCM」の14.8%でやはりTVの影響力が大きいことがわかります。

インターネット関連は細かく分かれているので、メディアごとにまとめてみると、テレビ関連は49.4%、インターネット関連は22.5%、新聞9.5%、リアルの生活16.5%、その他1.1%となります。メディアの影響力としてみると興味深い結果です。

キャッシュレス決済の機会は増えている

10月のキャッシュレス・消費者還元事業開始を境に支払い方法に変化があったかを聞いた設問では、「キャッシュレス決済で支払うことが増えた」が39.3%、「以前とほとんど変わらない」が39.4%でした。「キャッシュレス決済で支払うこと減った」というのは1.1%なので、全体としてはキャッシュレス決済を利用する人や機会は増えているようです。

そのキャッシュレス決済の内容を聞いた設問では「クレジットカード」が52.0%でトップでした。「カード型電子マネー」が19.2%で「QRコード決済」が18.2%で似た数字になっています。QRコード決済が伸びている事がよくわかります。逆に従来からある「スマホ非接触決済」は5.6%は意外と少ない印象。

日本のキャッシュレス化の普及は進んでるのか遅れてるのか

国が普及推進するキャッシュレス化について体感として普及が進んでるか遅れてるかについて聞いた設問では、肯定的な回答が48.9%と、ほぼ半々の結果となりました。


個人的に普段の支払いをキャッシュレス決済に移行して2年経ち、本当に現金を使う機会がほとんどなくなりました。また、これまで現金だけだった店がキャッシュレス還元のポスターを掲げ、いくつかのキャッシュレスに対応し始めたというのも見るようになったな、と感じます。みなさんの周りでは、どうでしょうか。

MMD研究所のページでは今回紹介したよりも多くの調査結果が掲載されています。興味ある方はそちらもぜひチェックしてください。また、後日「第2弾」としてキャッシュレス決済の利用サービスシェアや利用者の便益など普及に向けた要因や課題も発表される予定です。

参考情報