Galaxy A30 レビュー:見やすさとバッテリーがいい、普段使いとして悪くないミドルレンジ

Galaxy初のSIMフリーとしても2019年6月に発売されたGalaxy A30を、UQ mobileのTry UQ mobileでお借りし、1週間と少し使ってみました。短い使用期間ではありますが、使ってみて感じた良いところ、気になったところなどを紹介していきましょう。

  • 全体的にクセのないミドルレンジ
  • バッテリーの持ちが良い
  • おサイフケータイ、防塵防水対応
  • 画面がキレイで見やすい
  • カメラは微妙かも
  • ゲームにはキツいスペックと動作

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Galaxy A30

Galaxy A30は2019年6月に発売されたSamsungのミドルレンジスマートフォンです。au、UQ mobile、J:COMから発売されており、UQ mobile、J:COMから発売されているモデルに関しては日本でのGalaxy初のSIMフリー機となっています。

SoCにExynos7904を搭載し、RAMは4GBで内部ストレージは64GB、MicroSDカードに対応。ディスプレイは6.4インチのFHD+(2340 x 1080)で有機ELを採用しています。バッテリーは3,900mAhで15W急速充電にも対応。

その他、主なスペックは以下のとおりです。

OS Android 9
CPU Exynos 7904(1.8GHz/2コア+1.6GHz/6コア)
RAM 4GB
ストレージ 64GB
外部メモリ microSDXC (最大512GBまで)
ディスプレイ 6.4インチ (FHD+ sAMOLED)
カメラ 背面:約1,300万画素+約500万画素
前面:約800万画素
バッテリー 3900mAh
サイズ 約160 x 75 x 8.0 mm
重量 約176g
Wi-Fi IEEE802.11a/b/a/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth v5.0
生体認証 指紋/顔
防水 IPX5/IPX8
防塵 IP6X
おサイフケータイ 対応
カラー ブルー・レッド・ブラック・ホワイト

外観

Galaxy A30は画面上部に小さなノッチが付いています。ベゼルは下部分が他に比べ若干広いものの、ミドルレンジのスマホの中では狭い方ではないでしょうか。画面が広く感じます。ただ、横幅が若干大きいので、片手操作はちょっと難しいですね。私はいつも両手で操作します。

背面はかなりピカピカしていて、指紋も結構付きます。

デュアルカメラと指紋センサーを搭載。おサイフケータイも対応してますよ。

ベンチマークは、まぁミドルレンジ

『AnTuTu Benchmark』『Geekbench 4』『3DMark』の3つのベンチマークアプリを使ってみました。

AnTuTuの結果は105,630点、Geekbench4の結果はシングルで1,323点、マルチで4,123点、3DmarkはSling Shot Extreamで629点でした。
似た点数のほかのスマホと比べると以下の通り。

Antutu Geekbench 3DMark
Single Multi
ZenFone 5 (ZE620KL) 125019 1322 4892 949
Galaxy A30 105630 1323 4123 629
ZenFone Max (M2) 103852 1265 4823 526

実際の動作としては、「軽いアプリなど普段はほとんど問題ないけど、ちょっと重いゲームなどをやると不安になってくる」と言ったところです。まぁミドルレンジ、これくらいのスコアのほかの機種とそう変わらない印象です。ゲームをやるなら素直にもう少しスペックの良いものを買いましょう。

このほかのスマホのベンチマークも集めて以下のページにまとめてあります。他の機種とGalaxy A30で比較できるので、こちらも参考にしてください。
ベンチマーク結果まとめ

カメラ

Galaxy A30のカメラについては、正直微妙というか、どうにも苦手な条件があるようです。シーンを自動で判別して最適化する機能はありますが、場合によってはそれをオフにするなりして調整したほうがいいでしょう。

いくつか写真を載せておきます。基本的にサイズ調整のみ加工しています。

透かしを入れられるのですが、少し大きく感じたのでこれ以降は入れてません。

林の中の緑は割とキレイ。

明るい日向での緑がおや?と感じます。

こちら、黄色い花があるはずなんですが、葉が黄色くなりすぎて埋まってしまってます。

チキンカツ。若干緑っぽくなってる?

食べ物系はあまり強くない印象。

夜景。明るい部分は若干潰れてますが、まぁ許容範囲?

我が家のドロイド君たち。

同じ場所から広角モードで撮影。

左:Pixel 3 右:Galaxy A30

先程も書きましたが、どうにも「日向の緑」が弱いというか、黄色がかっているようです。

うーん…全体的に見ればそこそこ使えるカメラだと思うのですが、条件によっては微妙になる場合があります。大事な写真を撮るときには、撮影後にすぐに確認して、設定を変えたりシーン判別機能をオン・オフしてみるなど必要かもしれません。

実際に撮影した写真をGoogleフォトにアップしてあるので、興味ある方はご覧ください。

見やすい画面表示

Galaxy A30で一番「おっ!」と思ったのは画面表示のきれいさ、見やすさです。Samsungの有機ELディスプレイの優秀さもありますが、Galaxy独自のフォントも見やすくていいですね。

デフォルトだとフォントサイズが少し大きく感じたので、普段使うときは1段小さめにしています。もちろん、それでも見やすさは変わらず、ですよ。

また、私は夜寝る前にウェブ小説を読む習慣があるのですが、その際はクイック設定パネルから「ブルーライトフィルター」をオンにします。これ系のアプリはあとから入れることもできますが、デフォルトで入っててクイック設定パネルからすぐにオン・オフできるのは楽でいいですね。

バッテリーはなかなか優秀

Galaxy A30のバッテリーは3900mAhあり、もちの良さもなかなか優秀です。とあるイベントのときにPixel 3とGalaxy A30を持ち出したのですが、電車移動でしばらくTwitterなどやっていたGalaxy A30のほうが、おサイフケータイしか使ってないPixel 3よりもバッテリー残量残ってました。まぁ、入れてある(動いてる)アプリの差もありますけど。

超大容量!というほどでもないですが、ミドルレンジの普段使いしたいスマートフォンとして、十分に優秀な部類に入ると思います。

そのほかの優秀なポイント

ここまで挙げた以外で、細かい優秀なポイントもいくつかあります。

  • おサイフケータイ対応
  • IPX5/IPX8の防水性能
  • SIMフリー
  • 指紋+顔認証の生体認証

指紋認証の精度・スピードはHuawei機には敵いませんが、まぁ遅いとは思わない程度の速度で反応してくれます。顔認証も使えるので、手袋してるときなど指紋が使えない場合でも大丈夫です。そしてその顔認証は正面じゃなくても、けっこう広い範囲で認証してくれるので使い勝手が良いんですよ。

おサイフケータイと防水に対応しているのもポイント高いです。これがないとメインにできない、という人も多いのでは?

まとめ

1周間と少し使ってみて最終的な評価は「便利な機能が揃ってて、性能的には典型的なミドルレンジ、中の上」といったところです。防水やおサイフケータイがあるので、メインのスマホとして十分に活躍できます。性能も悪くないのですが、値段相応といったところ。2年後にはキツくなってるかもしれません。

なにか特化したようなポイントは無い(強いて言えばバッテリー)のですが、しっかりと普通に使えるスマホです。カメラはあまり拘らないし、ゲームもしない、普通の日常で普通に使えれば、使いやすければ良いんだ、という人にはピッタリでしょう。

気になる方は店頭で触ってみたり、Try UQ mobileで借りてみて、実際に自分の手で確かめてみてください。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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