Robinの噂のスマートストレージ機能、その後。 【orefolder スマホモニター企画】

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喜び勇んで試してみたRobinのスマートストレージ機能でしたが、イマイチその魅力が分かりにくいまま、返却の時期が迫ってきました。そろそろ環境を元に戻そうと、妻から返してもらい、初期化して、当初使っていた私のアカウントで再度セットアップをしてみたところ・・・

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うわっ!何だ?いきなり…

Robinのスマートストレージ機能を端末上で許可(Android 6.0のため)した途端に、ホームメニュー上にドバドバッとアイコンが表れました。

もしやと思ってアルバムも見てみたところ、上のようにCamera rollに以前撮った写真が復活しています。

モニター期間残り僅かになって、ようやくスマートストレージ機能が目の前に表れてくれましたので、その機能について今回は見てみたいと思います。

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動いていないように見えたバックアップ機能は知らない間に地味に動いているようです。

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こちらが私のアカウントでのRobinのSmart storageの状況です。Smart storageは最初のセットアップ時にGoogleアカウントで登録されます。

これを見た限りでは確かにAppに0.88GB、Picturesに18.05MB使っているのですが、Local storage(本体)が24.2GBとまだまだ余っている状態ではほとんど役に立ちません。実際これだけでは99.1GBも残っていますし、本当にバックアップされているのか不安になるくらいです。

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また、少し上と容量が違いますが(色々試した後に撮ったので)、現在Cloud storageに保存されているAppとLocal storageにあるAppが違うので、上の画像のようにそれぞれのAppの容量は違った数値になります。

この状態から、グレー(Cloud上)のAppをダウンロードしてみます。

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画像では試しにSmart storage上にあるTwitterをタップしてダウンロードしています。RobinではLocal storageの容量が足りなくなってくる(あと1ヶ月後には一杯になる、と判断した時点)と、自動で本体のAppの中から使用頻度の低いものをCloudに逃がす、となっています。

このあたりについては前回の文章をご参照下さい。

ただ、私の場合は前回最後にRobinを使ったのが2週間以上前(この2週間、このRobinは妻のアカウントで使っていたので)です。DLされるTwitterなどのAppはRobinのCloud storage上のもののため、最新版ではありません。

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試しに上の画像ではMy Data ManagerというAppをCloud上からダウンロードしましたが、その後でPlayストアで見てみると最新版ではないので、アップデートが始まりました。

普通に使っている分には常に手元のRobinの最新のAppの状況(バージョン)でCloudに日々アップロードされていると思われます。

今回の私のように2週間振りに真っ新なRobinにセットアップするようなことは稀かもしれません。ただ、そうした場合に果たしてこの状態が便利なのか。私は新しい端末を使う際には以前の環境(Appなど)は一切引き継ぎをしないので、却って今回面倒だな、と感じてしまいました。

写真はサムネイル化されてLocal storageに復活。タップするとダウンロードされる。

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むしろこれは便利かも、と思えたのが、写真です。本体上のAlbumに以前保存したままの写真が並んでいます。ただ、それぞれの写真はサムネイルがLocal storageには復活しているようで、実際に加工や編集、じっくりと見たい場合にはそれぞれの写真を表示させた途端にRestoreが始まります。

これこそ私が妻の環境で実現させたかったことなのですが、前回触れましたがどうやら写真に関してはCamera rollフォルダに保存されている写真だけがCloud storageにアップロードされているのではないか、という気がしています。

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というのも、上の画像は前回もあげた妻の環境でのCloud storageの状況ですが、この時本体には17.3GBも写真がありながらも、上の画像のようにCloud storage上には0.91GBしか保存されていないからです。

Camera rollに保存されている写真のみがCloud storageにバックアップされるのであれば、実際Local storageが32GBギリギリまで使い切るような状況はなかなか考えにくく、使い勝手としては微妙なところかな、と思います。

アプリも画像も普通にLocal、Cloudともに削除可能です。

今回思わぬきっかけでスマートストレージの姿が見えてきたのですが、何せ2週間以上前のCloud storageの状態です。今からまったく同じアプリを使いたい、という訳でもありません。まして最新バージョンでもありませんし、必要なものだけ改めてPlayストアからダウンロードしてきた方が早い気がしました。

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この場合、削除は簡単です。いつも通り不要なアプリを削除しようとすると、上のようなメッセージが出ます。

Cloud storageのみに存在する場合は左のような、両方にある場合は右のような確認画面が出ます。

Robin純正ホームアプリ以外でもスマートストレージ機能は使えるのか。

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結論から書くと、一応使えます。私は普段Nova Launcherを使うことが多いのですが、試しにこちらで表示させてみたところ、左のようにLocal storageにないアプリもグレー表示されました。

さらに使おうとすると、右のように普通にCloudからのダウンロードが始まりました。

一応、と書いたのは、私が試してみた限りでは「pin機能」は純正ホームアプリでしか使えなさそうだからです。

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pin機能、というのは、普段からよく使うアプリを勝手にLocal storageからCloud storageに移動しないように本体にピン付けしておく機能です。

上の画像ではfeedlyで試していますが、本体から移動させたくないアプリ(または普段使わなくてもいざというときにすぐ使いたいのでCloud送りしたくないアプリ)を下にスワイプすると「pinned」されます。この状態ではLocal storageが一杯になりそうでもRobinはこのアプリをCloudには移動させません。

もう一度下にスワイプさせると「unpinned」されます(unpinnedが初期状態)

これはサードパーティー製のランチャーでは実装させるのは難しいと思いますので、ピンさせたい時は必要に応じてRobinのホームアプリを起動させる必要があります。

意識せずに気軽に活用するにはまだまだ機能としては未成熟か。

この一ヶ月、何だかんだと試行錯誤した挙げ句、最後の最後で思わぬことでようやくその機能の片鱗を見ることが出来たスマートストレージ機能。

文中にもあるように、随所に「おっ!」と思える部分はあるものの、全体としてはこの機能をしっかり把握して有効に活用するにはまだまだ慣れと理解が必要だな、と感じました。

これだったら素直に他のクラウドストレージサービスを使った方が汎用性は高いですし、外部ストレージ(MicroSDなど)を使えるようにしてくれたほうが単純で便利です。

とは言いながらも、何となく色々使えるのではないか、可能性があるのではないか、とワクワクさせてくれるところに、このRobin独自のスマートストレージ機能の魅力があると思います。
だからこそ、Nextbit社には今回のRobinで終わらず、更にパワーアップした機能をこれからも提供して欲しいな、と思っています。

最後に。

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RobinではポケモンGoはAR機能含めて普通に使えますので、気になっていた方はご安心ください。

執筆者:鈴木 章史(Life Style Image)
http://lifestyleimage.office-kabu.jp/

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