【レポート】Wndows 10 Mobile搭載機「KATANA01」発表会・タッチ&トライイベント

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FREETELがWindows 10 Mobile搭載の端末「KATANA01」の発表会を開き、発売日などの情報とともにメディア向けにタッチアンドトライを実施しました。

発売日などのニュースはこちらをご覧ください。
FREETEL、KATANA01を11月30日に12,800円で販売開始!日本初のWindows 10 Mobile搭載端末! | orefolder
11月25日予約開始、11月30日発売予定、価格は税抜12,800円です。

今回の記事では発表会の様子と、タッチアンドトライで実際に触ったKATANA01の写真などをお送りします。

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KATANA01の発表会

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今回はKATANA01の発表会ということで、まずはスペック等の基本情報の確認から。
ちなみに簡単なスペックは以下のとおりです。

OS Windows 10 mobile
CPU Quad core 1.1GHz
RAM 1GB
ストレージ 8GB
ディスプレイ 4.5inch/854×480(FWVGA)
カメラ 背面:500万画素 前面:200万画素
バッテリー 1700mAh
サイズ 132.8 × 66.3 × 8.9mm
重量 約132g
Bluetooth 4.0 LE対応
周波数 2G:GSM 850/900/1800/1900MHz
3G:WCDMA 1/6/8/19
4G:FDD LTE 1/3/8/19

明日(25日)予約開始、12,800円

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そして初めて明らかにされた発売日程は、明日(11月25日)予約開始、11月30日発売開始。MIYABIの時も発表直後に発売でしたが、今回も直近での発売となります。

そして価格は12,800円。これは、今までは19,800円として発表されていましたが「より多くの皆さんにお試しいただくためにFREETEL価格で」ということで大幅に値下げされました。これには会場のメディア関係者も興奮を隠せない様子でした。

カバーは12月から、KATANA02は1月発売

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KATANA01はマットブラックを基本色とし、ダークメタリックとシルバーの着せ替えカバーを1,280円(税別)で12月より発売。ゴールド・イエロー・ブルーといったカラーも追加予定となっています。

また、スペックアップしたKATANA02に関しては2016年1月に発売予定となっています。

製品情報説明

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このあと製品情報説明としてプラスワン・マーケティング取締役の野村晴彦氏に交代。野村氏は増田社長がDELL時代にWindowsPhoneの企画を担当していた時にMicrosoft側の担当者だったそうで、1月からプラスワン・マーケティングで取締役に就任しています。

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しかし、その中で出てきたこの図…。下の図はこれでいいのか?といいたくなるような図です。どこの調査かも書いてませんし…。
先月の発表会の際もちょっと信頼性が低い図や発想は面白い図がありましたが、なんだかこう、あまり良くないグラフ芸やプレスリリースの会社になっていきそうで怖いな、と感じました。できればそうはなってほしくないのですが。

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そのほか、Android版もある「通話料いきなり半額アプリ」はWindows版を開発中で近日発売予定。KATANAはデュアルSIMでどちらもLTE対応などが紹介されました。

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また担当者が変わり、今度はKATANAというよりもWindows 10 Mobileの機能説明へ。
KATANA01には日本語版のCortanaが搭載されています。まだちょっと頼りないところもあるのですが、今後広く使われていけば賢くなっていくようです。
ただし、画面をディスプレイに出力できる「Continuum」については非対応となっています。こちらはスペック的な問題のようです。

KATANA01 外観

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それでは、実際に展示されて試すことができたKATANA01を見ていきます。展示されていたのは基本となるマットブラックとシルバーの2色です。

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マットブラックの背面はその名の通りマットになっており、指紋は付きにくくしっとりしています。Priori3のマットブラックと同じような感触です。

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右側面に電源ボタンと音量ボタン。
バックキーなどは画面外にあるため、ディスプレイ全てがコンテンツ領域となります。

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上面にUSBとイヤホンジャック、表面下部にスピーカーがあります。

この端末、どうにも見たことがあると思ったら、どうやら筐体はPriori2と(ほぼ)同じだということです。なのでPriori2用のカバーも付け替えることができるとのこと。これも端末を安くできた理由の1つでしょうか。

参考→priori2 LTE 開封の儀:高級感こそないものの普段使いとしては良さそう | orefolder

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こちらはシルバーカラーです。ボタン類はこちらのほうが分かりやすかったですね。側面に段差がありますが、これがデザイン上のアクセントとなっていい感じです。(Priori2も一緒ですが。)

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箱も一緒に展示されていました。
FREETELの箱はいつも凝っていますね。今回もWindowsのロゴマークを思い起こすような爽やかな配色とパターンが描かれています。箱は2段になっており、薄い方にカバーが入るものと思われます。

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カバーを外して内面。こちらも基本的にPriori2と見分けがつきません。

動きをチェック

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実際に電源を入れて試してみました。

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おぉ、なんだかカッコいいです。
タイルが半透明になっているのがいいですね。

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ステータスバーを下ろすと、機内モードなどのアクションセンターが表示されます。

ホーム画面やアプリ一覧の画面でのスクロールは快適…とはちょっと言えない程度のレベルでした。スペック自体がそう高くないことも合って、すこしもっさりした印象。スクロールも指から反応が遅れて動いている気がします。

以前気になった点をチェック

以前MADOSMAというWindows Phone 8.1の機種を使った時に不満点として挙げたものがいくつかあったので、それらがどうなったのかも確かめてみました。

参考→Android歴5年の私がMADOSMA (Windows Phone)を真面目に1週間使ってみた | orefolder

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MADOSMAでは設定画面やアプリ画面など、文字が小さすぎたりなどでまるでスマホ最適化されていないウェブサイトのようでしたが、KATANA01は大丈夫でした。文字サイズも2段階で選ぶことができました。(ただし変更の再起動が必要。)
まぁあれはどうやらWindows Phone 8.1というよりもMADOSMAがおかしかったようですが…。

日本語入力も改善

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キーボードアプリについては純正の物以外はまだ無いようです。ただこれもWindows Phome 8.1の頃よりもだいぶ変わっています。

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MADOSMAのキー配列

以前はキーの配列がAndroidのものと違いすぎてかなり戸惑ったのですが、それがほぼ同じような配列に変更されています。

日本語テンキーとQWERTYキーの切り替えは< 日 >と書かれたボタンを横にスライドすると切り替わります。ただしQWERTYキーになるとその場所にスライドするボタンはない(スペースキー部分になる)ので、連続で切り替えるのは面倒かもしれません。

トラックポイントのような青い点

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QWERTYキーボード時に、左下の方のキーの間に青い点があります。これは何かというと、ThinkPadのキーボードにあるトラックポイントのようなもので、ここをタッチしてスライドすることでカーソルを動かせるというものです。

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これ、発想は面白くていいのですが、実際にやってみようとするとまず青い点を掴めません。この2枚の写真を撮るのに何度も何度も何度も何度もやり直しました。はっきり言って矢印キーで動かしたほうが早いです。
なにかうまい方法があるのかもしれませんが、触ってみた時点では殆ど役に立たなかったです…。

まとめ

国内初のWindows 10 Mobile搭載端末です。新しいモノ好きな方にはとてもいい製品だと思います。価格も12,800円とかなり安いので、まさに「お試し」として気軽に買えてしまいます。

ただ、実際の動作などはやはりモッサリ感は否めないのでメイン機として使用するのは辛いと思います。KATANA01で慣れて、気に入ったらKATANA02の購入を考える、もしくは別の会社から出るWindows 10 Mobile機を検討する、またはハイエンド機(KATANA03??)を期待する、というくらいがいいと思います。

…まぁ、ガジェクラの皆さんなら買って損はないというか、買うでしょうね。
私はガジェクラじゃありませんが。

参考情報

  • FREETEL KATANA01 特長|機種一覧|FREETEL(フリーテル)
  • 本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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