SOUNDPEATS Air3 レビュー:手のひらサイズなんてものじゃない!極小サイズのaptX Adaptive対応Bluetoothイヤホン

SOUNDPEATSさんから、SOUNDPEATS Air3をレビュー用に提供していただきました。驚くほど小さいのに、aptX Adaptiveに対応したBluetoothイヤホンです。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

SOUNDPEATS Air3のスペック

搭載SoC QCC3040
接続方式 Bluetooth 5.2
対応プロファイル HSP,HFP,A2DP,AVRCP
対応コーデック SBC, AAC, aptX, aptX Adaptive
最大再生時間 約5時間(イヤホンのみ)、約17.5時間(充電ケース併用)
防水性能 IPX5
充電ケースサイズ 約47.5 × 49.5 × 22.5 mm
重量 約4.0g(イヤホン片側)、約33g(充電ケース+両イヤホン)
カラー ブラック

その他詳しいスペックはメーカーリリースをご覧下さい。

パッケージ、付属品など


パッケージの裏と表。既に箱の時点で小さいです。


側面には英語で特徴の解説などが書かれています。

中に黒い箱が入っているので、押し出して取り出します。

内容品一覧です。イヤホンと充電ケース、USB Standard-A to USB Type-Cケーブル、多言語対応の説明書が入っています。説明書は箱の底面に入っています。

イヤホン本体と充電ケース


イヤホンの充電ケースは、底面にUSB Type-Cポートがあります。Micro-Bではないので、他のスマホなどの充電器が使えて良いですね。

大きさ比較にクレジットカード(プリカですがサイズは同じ)と比べてみました。充電ケースはクレジットカードのおよそ半分の大きさです。これはめちゃくちゃ小さいですね。SOUNDPEATSは、Air3をブランド最小サイズだとしています。


イヤホン本体です。AppleのAirPodsにも少し似たデザインです。いやぁ小さいですね…
ロゴ部分がタッチセンサーになっていて、ここに触れることで操作を行います。

説明書にはしっかり日本語のところもあります。

Androidスマホと接続して使う


他の多くのBluetoothデバイスと同じように、設定からBluetoothの設定画面を開き、充電ケースのフタを開けるとデバイスを認識するので、「SOUNDPEATS Air3」を選択しペアリングします。
対応デバイスではaptX Adaptiveで接続することができ、これが本製品の大きな利点になっています。

aptX Adaptiveとは?

aptX Adaptiveとは、aptX HDとaptX Low Latencyのいいとこどりをしたような技術です。

aptX HDは音質に優れていますが、遅延はそれなり。一方、aptX Low Latency(LL)は、遅延は少ないですが音質ではaptX HDに一歩譲ります。aptX Adaptiveは、ビットレート(時間あたりに転送される情報量)を可変にし、安定して通信できる場合は音質重視、音質が確保しづらい場合には接続を優先します。これにより、様々な場面で最適な音楽再生を可能にしたのが、aptX Adaptiveなのです。

使ってみて

正直に言うと、付けてすぐは「なんだこの音のこもりは?!」という感じでした。全体的に音がぼわぼわしていて、低音だけが強めなサウンドでした。その後、音楽を再生しているうちに徐々にこもりや解像感の悪さは改善してきたので、Bluetoothイヤホンではありますがエイジングをしたほうが良さそうです。オーディオに詳しくない人でも気づくのではというレベルでこもっていたので…

装着してみたところ。インナーイヤータイプのイヤホンなので、密着はせず、遮音性はそれなりです

装着感は良好です。首を振ったりしても、多少のことでは外れませんでした。

インナーイヤータイプなので、外音取り込みのような機能がなくても、外の音が聞こえるのは人によってはメリットですね。

着脱検知で耳から取り外すと自動で再生が止まったり、IPX5の防水があるのも、派手な機能ではありませんが便利です。ただタッチセンサーは結構敏感なので、意図せず再生が止まってしまったり、大音量になってしまったりして困ることがありました。

このイヤホンにはゲームモードという低遅延になる機能も搭載されていて、左のイヤホンを3回連打することで起動・終了できます。私もゲームモードをONにした状態でCall of Duty:Mobileをプレイしてみましたが、特にFPSなどでは遅延が大きいため、ゲームモードがONでもゲームになりませんでした。ゲームモードはあてにしないほうが良さそうです。動画などでは音ズレは感じませんでした。

まとめ

メーカー希望小売価格5,380円でありながら、aptX Adaptiveに対応している本製品は、通勤通学などの日常使いにピッタリなBluetoothイヤホンではないでしょうか。低音が強めの味付けですが、街中で使うことを考えると、外の騒音が大きいため、むしろ低音が強いほうがバランスが取れるのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの蔓延で、電車の中などで接続性を試すことはできませんでしたが、イヤホンを手で覆ったりしてみてもほとんど途切れなどはありませんでした(覆った瞬間に途切れることはあり)。aptX Adaptiveは、満員電車のなかでも効果を発揮してくれそうです。

  • 本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
でじぃ
病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。
⇨でじぃの記事一覧