FREETEL SAMURAI REIのFREETELボタンと指紋認証の使いやすさはどうなんだろう?

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FREETELのREIの目玉の一つが「FREETELボタン」です。一見ただの物理ホームボタンですが、このボタン1つに5つの機能が込められています。

  1. 押して「ホームボタン」
  2. タッチして「戻るボタン」
  3. 2回押しで「アプリ履歴」
  4. 長押しで「Google Now」
  5. ロック画面では「指紋認証」

1つのボタンで様々な機能を持たせるというのは面白いですが、それは単純化したのか複雑化したのかよくわからないんですよね。そして、この機能のためにFREETELボタンの左右には戻るボタンなどは配置されていません。設定からナビゲーションバーを画面内に表示することはできます。

この仕様、まぁ慣れればいいのかな?と思ったのですが、この1週間ほど使ってみてそれなりに慣れた状態で考えてみます。

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押しやすさと持ちやすさとバランスと

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あくまで「私が」ですが、普通に片手で持って普通に親指をクイクイしたときの範囲って上の画像くらいなんですよね。なのでこの範囲にいろいろ収まっていると片手操作しやすい。上の画像だと「時計」アプリは届かない、Swarmはキツイです。ナビゲーションバーを出すと戻るボタンがSwarmとTwitterの間くらいなのでギリギリです。

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で、ホームボタンや戻るボタンを兼ねるFREETELボタンはというと、届きます。一応。ただ自然に動く範囲ではなく、少し無理をして下に広げている感じなので、微妙に負荷がかかります。ちょっと位置が下過ぎる感。

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持ち方を変えて、小指で支える形にすると押しやすくなります。でもこれだと指が届く範囲が更に狭くなるので、スマホを持ち直す回数が増えてしまう。さらにこの状態だと重さの関係でふらふらしてしまいます。

…まぁ、これって別にREIだけじゃなくて、この位置にホームボタンがある機種全部同じなんですけど。Galaxyシリーズも同じような位置にホームボタンがあります。Galaxyメインでずっと使っている人はこのあたり気になったことはないのだろうか?けっきょくは慣れなんでしょうか…。

FREETELボタンの機能としては、まぁ慣れます。「戻る」したいときに迷うとか言うのは慣れればなくなります。ただ、ホームに戻るときに自分の中での「ホームボタン」と「戻るボタン」の役割が曖昧になってしまった気がします。それから、私の場合ホームボタンを押す前に指をかけてちょっと考えこむ「間」が生じる時があるのですが、その「間」が許されず「戻る」になってしまうんですよね。厳しい。

指紋認証の早さと精度

これはまったくの感覚ですが、指紋認証については早さも精度も今ひとつなのかな?といった印象です。けっこう失敗することがあるんですよね。

指紋認証は、ロック解除するときに使うのが一番多いです。REIの場合はホームボタンも兼ねているので、これを押して画面をオンにする人が多いと思います。(電源ボタンでオンにして、指を移動してFREETELボタンでロック解除というのは、セキュリティ的な意味はともかく、面倒ですよね。)

画面の点灯とロック解除は別

でも、実際にやってみると、FREETELボタンを押して画面がオンになる→指紋読み取り→ロック解除というステップがあります。そのステップが普通に分かる程度に見えるんですよね。
結局、画面オンとロック解除は別物、という印象です。

画面オンと指紋認証を別と考えると、指紋認証が遅いということはありません。一瞬です。つまり、指紋認証の準備ができるまでが遅いんです。

Robinは一つの動作で完了

REIの少し前に手に入れたRobinの場合は、一連の流れになっている印象でした。

1回電源ボタンを押しこむだけでロック解除まで行きます。ロック画面は見える時と見えないくらい早いときがあります。画面がつく前に指を離してもOKです。

指紋認証自体をこれまでほとんど使ってこなかったのですが、Robinを使った後にREIを使うと、これは面倒だなぁという印象になりました。読み取りに失敗することを考えると、パターンとかでもいいかなぁ?という気になります。

FREETELボタンはありかなしか

けっきょく、FREETELボタンはありかなしか…で言えばあってもいいと思います。面白いとは思います。でも、使えるかどうか?と言われるとまだまだだな、と思います。

ボタンの位置などは、まぁGalaxyに慣れた人なら使えるのかもしれません。でも片手操作でこのボタンはちょっとキツイです。(スマホの持ち替えが多くなり、落とすリスクも増えていく。)両手操作すればいいのですが、FREETEL UIなど、全体的に片手操作しやすいように作ってるはずなので、それもまた違う気がします。

最終的な評価としては「悪くないけど絶賛できるほどのものでもない」といったところです。
ずっとREIでいくのならいいですが、他の端末へ将来的に機種変更することを考えると、標準的なもののほうがいいかな、と。それを考えると今後のFREETEL端末は全部同じ形にしないと、機種変更のしやすさや囲い込み的な意味でも良くないのですが、この形が続くのかどうかもわからないですし、これまでのFREETEL端末を見ても一連の流れや系統を感じるものではないので、あっさり切られる可能性も充分に考えられます。FREETELボタン搭載の機種がもう1つ2つ出るまでは、いろいろ定まらない気がします。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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