Mode1 MD01Pの設定、スペック、ベンチマーク、使い心地

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テルルを運営するピーアップから出た3キャリア対応のSIMフリースマホ「Mode1 MD01P」、今回はその中身、設定項目やスペック、そして実際の使い心地などをレビューしていきます。

今まであまり触れなかったので今回は先に書いておきますが、この端末、税込34,992円という値段です。同価格帯のスマホに比べると1段階スペックは下です。スペックに対するコストパフォーマンスは悪いです。というかメインで使うものじゃないです。ええ。

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とっても普通で普通なホーム画面と通知領域

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ホームはGoogle Nowランチャーです。壁紙に最初驚きましたが、こちらもAndroid標準のものが入っています。通知領域も、特にカスタマイズされておらず、普通です。

かなり少ないプリインストールアプリ

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Mode1は、使う人それぞれがカスタマイズしやすいようにと、極限までプリインストールアプリがカットされています。ドロワーに表示されるのは23個ですね。

価格の割に高くないスペック

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ストレージは8GBと今どきとしてはかなり少なめです。初期状態で空き容量は4.1GBほど。メモリも1GBとかなり心許ないです。空きは400MBほどとなっています。
最近の端末としては、この容量の少なさはちょっと残念ですね。

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OSはAndroid 5.1.1、CPUはQualcom MSM8916 クアッドコア1.2GHzです。ディスプレイは5インチで解像度は1280×720HDです。そのほか、簡単なスペックは以下のとおり。

OS Android 5.1.1
CPU Qualcom MSM8916 クアッドコア1.2GHz
RAM 1GB
ストレージ 8GB
外部メモリ microSDXC (最大32GBまで)
ディスプレイ 5インチ 1280×720 (HD)
カメラ 背面:800万画素 前面:200万画素
バッテリー 2300mAh
サイズ 約146 × 71.2 × 7.9 mm
重量 約145g
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AnTuTu Benchmarkの結果は26401点です。やはり低めですね。せめて3万点は超えてほしかったです。

スペック的にはPriori 3やPriori 3Sあたりと競うかな?という程度です。AnTuTuの数値だけで見るならPriori 3Sは23746でMode1よりも低いのですが、実際に触ってみるとPriori 3Sの方がしっかり動く印象です。

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ベンチマークの3Dの項目があまりに低かったので、一応『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』をインストールしてみたのですが、最適な表示察亭は「3D軽量」でした。

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タッチ感度の問題なのか、貼った100円ショップの保護シートが悪いのか、タップしたと思ったのに反応してなくてミスが多かったです。

こだわり?ぼかし機能

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ほかではあまり見ない機能として「ぼかし機能」があります。これは、ロックスクリーン、アクションダイアログ、音量選択パネルをそれぞれ「背景がぼけたパネル」に変えることができます。デザインとしての好き好きはあると思いますが、面白いですね。

USBデバッグはデフォルトオン?

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普通はUSBデバッグって、「開発者オプション」を表示して、その中の項目からオンにするのだと思いますが、Mode1はデフォルトでUSBデバッグがオンになっています。あってもいいは思いますが、普通は隠れていたものが最初からオンになっているとちょっと気になりますね。

全体的な使い心地と評価

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数日間使ってみましたが、うーん…。あまり良くないですね。これが12,800円ならまぁそんなものでしょう、15,000円でも納得です。でも34,992円…。うーん…。スペックも、実際の動きも、価格からは合わない印象です。同じ金額を出すのであればほかのSIMフリー端末を買う方が幸せになれるんじゃないかと。arrows M02ならMode1と同じようにドコモもauも対応してますし。

一番引っかかったのは(安い端末ではよくあることですが)ディスプレイのタッチ精度です。貼ったフィルムの問題もあるとは思いますが、感度が悪いとしっかり感じることができます。Priori 2などのような、変な引っ掛かりは無いのですが、タップが認識されなかったり、画面にタップの反応効果が出ているのに実際に画面が切り替わるのに時間がかかったりしていました。

あとは、やはりRAMとストレージの容量の問題です。さすがに今のスマホでこれは少なすぎると思います。まぁこういった端末をメイン機として使おうと言う人は最初からいないのかもしれませんが、サブで使うにも用途に困る気がします。

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端末のデザイン、特に背面は良いと思います。側面の質感はもう少しがんばって欲しかった感はありますが。なので、このデザインのために3万4千円が払えるのであれば、またはコレクション用途であれば買い、そこまでしたくないのなら買わないほうが良いと思います。

せめて他のメーカーの同価格帯の機種と同じくらいの快適性があれば良かったのですが…。テルル先生の次回作に期待したいところです。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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