イオンモバイルが始まったので契約-スマホ代が安くなるって、こういうこと

20160228-aeon-1

2014年から「イオンスマホ」として端末とMVNOのSIMを組み合わせた「格安スマホ」を扱っていたイオンが2016年2月26日より、自らMVNOサービスを始めました。事前に発表会を開くなど、注目度が高かったこの格安SIM、orefolderでも初日に契約してきましたが、諸々の遅れによって、ようやく28日に回線が開通し、SIMを受け取ることができました。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

初日から大混乱

イオンモバイルは2月26日から受付開始しました。ウェブでも全国のイオン店頭でも受け付けていたので、即日受け取りができそそうなイオン(うちから1時間)まで行って契約してきました。

イオン板橋店へ行き、4Fのイオンモバイルのコーナーへ行くと、まぁ数人はいたけどとくに忙しそうでもない雰囲気。さっそく契約したい旨を伝えます。

よ…4時間…!?さすがにこれは想定外です。30分位だと思ってました。まぁ1時間でも待てます。が、4時間…。しかしこれで帰るわけには行きません。電車で1時間かけて来たのですから。
「わかりました。大丈夫です。契約します。」

契約のために書類記入を進めていると最新情報が。
「すいません、5時間かかるそうです。」

この日は19時くらいから約束がありました。今は13時。5時間で18時。そこから何かしら説明とかあったとして…新宿までの移動を考えて…
「えっと…開通が18時30分を過ぎるようなら明日また取りに来ますので、その時は連絡もらえますか?」
「18時30分ですね、分かりました。カキカキ」

結局、このあと5時間を駅前の漫画喫茶で過ごしました。家に帰ってもしょうがないし。かといってここでできることも、やる気力もないのですが…。

そして公式Twitterアカウントではこんな案内が。

結局、このあとこれが再開されることは28日現在までなかったので、イオン店舗:14時30分、ウェブサイト:15時までの受付分の処理をずっとやっているということです。

さて。
18時、電話はかかってきません。無事開通できたのでしょうか。ダメという連絡も、開通できたという連絡も来ません。イオンへ向かいます。18時30分を少し超えて、まだ何も連絡がないのでイオンモバイルのコーナーへ。

「すいません、開通まだですか?」
「すいません…。まだです。ちょっともう今日開通できるかも分かりません。」
「えっと…18時30分超えそうなら連絡くださいって言いましたよね?」
「え?連絡…?」
「その紙に書いてありませんか?引き継ぎされてないですか?」
「あっ、あー!…誠に申し訳ありません!」
「あー、いやもういいですから」
「では、開通できたらまたご連絡しますので…」
「はぁ…。」

翌日。
「頭いてー。花粉症と二日酔いのダブルできっついわー」

「イオンモバイルです。昨日はすいません、今日は開通できたらまたご連絡しますので…。」
「開通できたんじゃなくて、たんに連絡するよという連絡かい!」

「イオンモバイルです。すいません、今日も開通できませんでした。」
「あー、はい、声のトーンでわかりますよ。」

2月28日16時。
「イオンモバイルです!開通できました!取りに来られますか?」
「あ、はい行きます。」
「おまたせして申し訳ありませんということで、初期費用の3240円は今回は無料にさせていただきます。」
「あ、はい。」

ということで、契約手続きから51時間後、ようやく開通の連絡があり、その2時間後に受け取ることができました。長かった…。

イオンモバイルの中身について

イオンモバイルのAPN設定は以下のとおりです。

APN i-aeonmobile.com
ユーザー名 user
パスワード 0000
認証タイプ PAPまたはCHAP

これだけだと、どこがMVNEになっているのか分かりませんが、ネット上ではいろいろな検証からIIJがそうなんだろう、と言われています。これで、私はBIC SIM、DMM mobile、Wonderlink(Iシリーズ)、そしてイオンモバイルと4つ目のIIJ系SIMです。…こんなに必要ないですよね。

20160228-aeon-2

速度については、まぁまだ平日などで測定していないのでわからないですね。26日などに一部「爆速」というスクショをいくつか見ましたけど、たぶんイオンモバイル自体の契約者がほとんどいない状態ですからね…。
ちなみに、渡された紙に書かれてあったお客様IDが、どうにも連番でふってあるような番号で、私はそれが500番くらいでした。…今日の時点で500人位までしか開通できていない、ということなのかもしれません。いや、まさかね…ハハ…。

「システム上のトラブルで一切開通作業ができなくてストップしている」のではなく、毎日少しずつ開通できている、という状況からするとたしかに公式の言うとおり「登録業務の集中、混雑」ということになるのでしょう。ただ、もし本当に私が500人目くらいだったとしたら、丸2日以上かけて500人って…ということになりますよね。

そういえば、イオンモバイルは初月は月額費用も高速通信量も日割りになります。これ、私の場合2日開通が遅れたのですけど、どっちの日付で日割りされているんでしょうね。それを確認するマイページは「契約日の翌日以降にログインしてください」となっており、今はログインできなかったので、今日付で課金だとは思うのですが、書類上の「加入日」は26日で…どうなるんでしょうね。

今後のイオンモバイル

イオンモバイルは大手にも負けないようなユーザーサポートや店舗でのサポートが大きな売りだったと思うのですが、最初からいきなりこんなトラブルで大丈夫なのかと不安になります。Twitterなどで検索してみると、格安スマホとかあまりわかってなさそうな人がイオンモバイルを検討しているようだったので、そういう層の取り込みには成功しているっぽいのですが、結局開通できないと「やっぱりダメだね」ということで離れてしまう事になるんだろうなぁ…と、そっちでも不安です。

せめて3月になったらもう少しなんとかなってくれることを祈ります。

  • 本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧